そして喧嘩なのですー。
というか、何が起きているのか、わからない。
どう考えても誤解されているけど、
どう考えてもそれは真実じゃない。
そんなことしていない、とはっきり言ったけど、
口先だけで、そっか、と言われたら、
あたしはどうすればいいのかな。
会って話さないとわかんないや。
だから、
会って話そうと思ったけれど、
今日いつごろ終わりそう?ってメールで聞いたら、
返事が冷たくてものすごく刺さって、また心臓が痛い。
なんだかな。
こんなこと、あたしはぜんぜんのぞんでいない。
というか、何が起きているのか、わからない。
どう考えても誤解されているけど、
どう考えてもそれは真実じゃない。
そんなことしていない、とはっきり言ったけど、
口先だけで、そっか、と言われたら、
あたしはどうすればいいのかな。
会って話さないとわかんないや。
だから、
会って話そうと思ったけれど、
今日いつごろ終わりそう?ってメールで聞いたら、
返事が冷たくてものすごく刺さって、また心臓が痛い。
なんだかな。
こんなこと、あたしはぜんぜんのぞんでいない。
何もしなかったなー。
結局ジゲンには会えず。
身体もまだ本調子じゃないので、
ひたすらだらりーんと過ごしたぞ。
早く普通にごはんが食べれるようにならんかねー。
ちょこっとだけ会えた土曜日だったのでした。
といっても、
ユニクロ行って、車屋行って、お茶しただけー。
3時間くらい。
しかも、さっき電話がかかってきて、
明日は仕事しなくちゃいけなくなったって。
明日会えるからと思って、今日はぐっとこらえて帰ったから、
さみしいのがぐっときた。
だけど、
そのまま電話でたくさんお喋りして、
愛されてるなあと、思った。
あたしは愛されてるし、求められてる。
*
最近ずっと、闇から出たり入ったりしているあたしを、
怖い怖いと、おびえてばかりいるあたしを、
あの人は何か、察したのだろうか。
電話を切ろうとしたら、急に、こんなことを言った。
僕が、
ジョージと付き合い始めてから、ずーっと思っていることはね、
ジョージが、何も遠慮せず、怖がることもなく、
何でも言えるようになって、
どんどん自由になれたらいいなってこと。
僕といる時は、そのまんまのジョージでいられたらいいなってこと。
そゆ時のジョージほど、かわいくて、きれいだから、
もっともっと自由になって、
もっとかわいい、きれいなジョージになればいいなあってこと。
僕が、ジョージとの間に見つけた愛は、
そうゆう種類のものなんだよ。
*
電話を切ってから、
あの人の言葉の意味を、考えた。
自由になりすぎることはとても怖い。
本当にぜんぶのあたしは、果てしないのだ。
そしてあたしの愛情は、たぶん減らない。きっと求め続ける。
それを、
いつか恋を過ぎて、冷静になったジゲンが、
受け止められない、と思うことが、とても怖い。
あたしという生き物は、
やっぱり人に受け止めてはもらえないものなのだ、
あんなにあたしを包もうとしてくれているジゲンですら。
と、思い知らされることが、とても怖い。
ジゲンは、気づいてないだけだよ。
そのままのあたしは、
あたしにもわからないくらい、果てしないんだよ。
泣いたり、恐れたり、
ジゲンとのつながりを実感できていないと、すぐに寂しくなって、
壁を感じる度に、いちいちひどくダメージを受けるあたしを、
あなたは受け入れられるんだろうか。
*
なんて、
底までネガに考えたら、
ふと、気づいた。
違うのかも、と思った。
あの人の言う「自由」は、
そんな風に、おびえることすらなくなる、
いつもふくふくと、安心して漂うことができる、
そうゆう意味なのかもしれない。
あたしがそんな風になれることを、
あの人はずっと、願い続けてきたのだろか。
ジゲンが伝えたかったのは、
そうゆうことなのかもしれない。
*
あたしも、同じようににあの人を愛したいな。
ジゲンが張る冷たい壁に、いちいち傷ついて、小さくなるのではなく、
彼が、いつかちゃんと自由になれることを、強く、広く、願い続ける、
そんな風に愛したいな。
だって、あたしだけじゃないもの。
あたしと、ジゲンの両方が、本当に自由になれないとダメなんだよ。
あたしはきっと、おびえて過ごすことはなくなる。
ジゲンはきっと、いつだってあたしに飛び込めるようになる。
ジゲンはもう、壁を張らない。
あたしはもう、寂しくはならない。
あたしたちが見つけた愛は、育てるべきかたちは、
きっとそんな種類のものだ。
*
ジゲン、
さっき言ってくれたこと、ちゃんと届いているからなー!
明日、仕事が早く、終わりますように。
おやすみなさい。
魔神の正体は、
ジゲンの持病のアレルギーだったのでした。
昨日の夜からずっと、
からだぜんぶがおかしかったみたいで、
だけどあたしはあたしで体調を壊してたから、
言えずに、甘えられずに、ひとりでどんどん弱っていたとみた。
だいじょうぶかな。
ジゲンに何かあると、なんでいつも、すぐにリンクするのだろう。
双子ってこんな感じなんだろうか。と、ふと思った。
ちなみにあたしは、
実は久しぶりに胃を壊していたのでした。
ザ・ストレス性と思われる〜汗
だから明日は、
それぞれのお家で安静DAY。
明後日は会えるといいな。
*
あたしはたしかに寂しがり屋だけど、
でも、会えないから寂しいわけじゃないんだよ?
と、
いつも喉まででかかる想い。
ジゲンはあたしのことをとてもよく見てくれているけど、
このことだけには、全然気づく、気配がない。
別にデートがしたいわけじゃない。
どこかに出かけたいわけじゃない。
やらしいことがしたいわけなない。
ジゲンは、
直接会っているときしか、あたしのことを名前で呼ばないじゃない。
あたしはただ、
ただ、名前を呼ばれたいだけだ。
なんの壁も隔たりもなく、
ジゲンとジョージでいたい。
ジョージが、
ただのジョージでいることを許されたい。
平日はいつも、
そのことだけを、ただただ切望しながら過ごす。
それでもメールが来る度に、電話で話す度に、期待して、
いつもすこし寂しい気持ちになって眠る。
ただそれだけのことに、
固執して、あきらめることができずに、寂しくなるなんて、変かな。
あたしはバランスが悪い。
*
だけど、
その不器用さも含めて、
あの人を愛おしいと思うのもほんと。
包んであげたいと思う。
だけど寂しいと思う。
あたしはまだまだ、器が小さい。
*
おやすみなさーい。
明日こそみなの日記を読む!
ジゲンの持病のアレルギーだったのでした。
昨日の夜からずっと、
からだぜんぶがおかしかったみたいで、
だけどあたしはあたしで体調を壊してたから、
言えずに、甘えられずに、ひとりでどんどん弱っていたとみた。
だいじょうぶかな。
ジゲンに何かあると、なんでいつも、すぐにリンクするのだろう。
双子ってこんな感じなんだろうか。と、ふと思った。
ちなみにあたしは、
実は久しぶりに胃を壊していたのでした。
ザ・ストレス性と思われる〜汗
だから明日は、
それぞれのお家で安静DAY。
明後日は会えるといいな。
*
あたしはたしかに寂しがり屋だけど、
でも、会えないから寂しいわけじゃないんだよ?
と、
いつも喉まででかかる想い。
ジゲンはあたしのことをとてもよく見てくれているけど、
このことだけには、全然気づく、気配がない。
別にデートがしたいわけじゃない。
どこかに出かけたいわけじゃない。
やらしいことがしたいわけなない。
ジゲンは、
直接会っているときしか、あたしのことを名前で呼ばないじゃない。
あたしはただ、
ただ、名前を呼ばれたいだけだ。
なんの壁も隔たりもなく、
ジゲンとジョージでいたい。
ジョージが、
ただのジョージでいることを許されたい。
平日はいつも、
そのことだけを、ただただ切望しながら過ごす。
それでもメールが来る度に、電話で話す度に、期待して、
いつもすこし寂しい気持ちになって眠る。
ただそれだけのことに、
固執して、あきらめることができずに、寂しくなるなんて、変かな。
あたしはバランスが悪い。
*
だけど、
その不器用さも含めて、
あの人を愛おしいと思うのもほんと。
包んであげたいと思う。
だけど寂しいと思う。
あたしはまだまだ、器が小さい。
*
おやすみなさーい。
明日こそみなの日記を読む!
来たー。
なんかいきなり、5人くらい。
久しぶりに、
胸がぐいぐいと、絞られるみたいに痛くなった。
ジゲンに何を言われたわけでもないのに、
ジゲンに拒絶されたときにだけ出る症状だ。
なんで。
何を言われたわけでもない。
ただ、敏感すぎるあたしが、
ものすごくささやかな何かを、空気の変化を、感じ取っただけだ。
そこから一気に、
最悪の場所まで妄想マラソン。
なんだこれは。
身体が弱ると、
暗いものばっか見えちゃうのかな。
本当は暗くないかもしれないのに。
ただの気のせいであればいい。
*
強がらないことと、
甘えることと、
強くなることと、
私らしくいることと
がまんをしないことと
いつも笑顔でいることと、
ほんとうは、
混乱している。
混乱していることを、
じょうずに伝えることができない。
*
こわいな。
どうしたんだろうか。
なぜにー。
今日は早く寝よう。
*
やっぱり全然書いてないなー。
忙しかったし、
とてもいろいろあったのでした。
厄年かー!ってくらい、
ジゲンにいろいろなことが起きたり。
あたしはあたしで、
いろんなものをかかえて、
とても忙しくなってしまったり。
お互いに、お互いを、心配しすぎて、気を使って、
すれちがったり、すれちがったり、
大きな壁ができたり。
9月と10月は、そんな日々でした。
ずっとふたりの間にあった、薄い壁を、
えいやー!と無理矢理ぶち破ってみたのが10月の終わり。
(↑突然、家におしかけた)
それから、久しぶりに一緒に仕事をして、
そしたらやっぱり、ジゲンとあたしは最高のコンビで、
たのしくて、しあわせで、
あたたかい空気が、いっぱい戻ってきたよー。
*
で。
昨日は、
ジゲンと久しぶりの遠出デートだったのでした!
夏にできた、某アウトレットへー。
車の中で、寒そうにしていたら、
ジゲンが、ブランケットをかけてくれた。
ちょうど去年の今頃だ。
あの人に、惹かれて惹かれてしょうがなかった頃、
はじめて車で送ってもらった時にもかけてもらったブランケット。
両想いになってからも、
冬の間中、車に乗るたびに、ずーっとあたしが占領してた。
ジゲンとの、2度目の冬だ。
そう思った。
そう思ったら、
ちょっとだけ冬が好きになった、気がしたのでした。(←夏派)
えへへ。
*
ジョージは、
さみしがりやで、
甘えたがりやで、
焼きもちやきだから。
って、
言われたー。
その通りだ。
その通りだけど、
でもちょっと、違うんだ。
あたしは、
本当に難しいと思う。
あたしが望んでしまう数少ないものたちは、
本当に難しいと思う。
それを伝えてしまうことは、
それを望んでしまうことは、
なんてわがままなことだろうと思う。
もっと、
いろんなことを、軽く受け止められたらいいのにな。
さっぱりと生きたい。
ジョージは、
さみしがりやで、
甘えたがりやで、
焼きもちやきだから。
そんなの、ちゃんと知ってるから、
そんなことで、我慢させたくないから。
あたしのままのあたしを、ちゃんと受け止めているんだよって、
たぶんあの人は、
一生懸命、信じさせてくれようとしているのだ。
そんなこと、
今までの誰が、してくれたんだろうか。
こんなに愛されてる。
それだけで十分。
十分。
自分のこころが、なんだかブラックホールみたいで、
それでときどき、怖くなるな。
その果てしなさに、
いつかジゲンが、途方に暮れてしまったらどうしようって、
そのことが一番怖いのだ。
*
なーんて。
ちょっとだけ闇。
さて、寝るかなー。
そしてみなの日記、やっぱり全然読めてないよー!
お願いがある、と言われた。
*
僕とジョージの付き合いにおいて、
ジョージだけが我慢すればいい、なんてことは、
絶対にないから。
ちゃんと、
ひとりの女の子として、
2本足で、自由に立っている、ジョージが、僕は好きだし、
そうじゃないジョージとは、
僕たちの付き合いは成り立たないんだから。
*
まるで、
ここ何日かのあたしの日記を、ぜんぶ読んでいたかのように、
あの人は、お見通しだな。
叶わない。
*
あたしは、今度こそ、
その言葉の意味を、
ちゃんと消化したいと思う。
うん。
消化したいと思う。
ごめんねジゲン。
ありがとう。
色んなことを考えてた日。
*
朝、
仕事の前に、ジゲンにメールをした。
先週末に起きた仕事上の事件が、
ジゲンにどれだけ打撃を与えたか、あたし知ってる。
なんとか状況を良くしようと、
今週は必死でがんばるのだろうことも知ってる。
なのに、
しんどいときに、
甘えさせてあげられない彼女でごめん。
だけど、起きたことはもう戻せなくて、
ならばあたしは、
あたしがちゃんとここにいることを、ジゲンがまた信じられるよう、
ちゃんと立っていたい、と思った。
だから、
がんばれ。
とメールを送った。
がんばれ。
ジゲン。
あなたの一生懸命な気持ちが、
ちゃんと、色んなところに届きますように。
想いがちゃんとかたちになった、
いい仕事、作れますように。
あたしは本当に、
そのことをこころから願うよ。
*
あたしはやっぱり、
同じことを繰り返しているのだ。
落ち込んだジゲンが放つ、
あたしから離れようとする空気や、
冗談ぽくであっても別れを示唆するような言葉を、
どうしてもうまく、よけることができずにいた。いつも。
ジョージといるときは、元気なフリができないから、
落ち込んでいるときは、一緒にいない方がいい気がして。
と言われたんだ。
今会うと、ジョージを傷つけると思ったから、
と言われたこともあったな。
ジゲンはわかっているんだろうなあ。
だから余計に自分が嫌になって、
あたしから逃げたくなるのかな。
元気なフリなんてしなくていいのに。
落ち込んでたっていいのに。
それでもただ一緒にいて、
あの人が少しでも、ひとりじゃない、と思えたらいいな。
と思ってきた。
だけど、
そやって思ってるくせして、
落ち込んでいるジゲンと一緒にいると、
あたしは結局、ジゲンの何かに刺されてしまって、不安になり、
それを隠すことすらできず、
結局あの人を、甘えられなくさせちゃうんだ。
今まで起きた、
同じようなケンカ。
ジゲンの落胆。
ぜんぶ、そうゆう風に起きていた気がする。
あたしが元気がないとき、
ジゲンはいつも、
たとえヘトヘトに疲れて眠っているときだって、
えーい!って、無理矢理起きあがって、
どこまでも話を聞いてくれるのにな。
*
1日中、ずっと考えて、
そんなことを思った。
痛いよ。ジゲン。
痛い。
あたしのこころを、
ちゃんと深く刺せる人なんて、
きっともう、ジゲンしかいないのだと思う。
そのくらいあたしは強くなったけど、
そのくらいあたしは弱くもなったんだよ。
知ってる?ジゲン。
ジゲンがあたしを突き放す、
その一言だけが、
あたしをさすことができることを。
ジゲンは、
あたしを、決して責めたりはしない。怒ったりもしない。
ただ、正直なだけだ。
嘘をつかないだけだ。
後ろを見ているときは、後ろに見えるものをそのまま、
どこまでは正直に、
容赦なく、言うだけだ。
*
甘え方が、わからなくなった。
ジョージにいけなくなった。
そう言われた。
痛くて。
痛くて。
だけど、
それが、どのくらいあたしを刺すことばなのか、
あたしはあの人に、どうしても伝えることができない。
だって、それは責めることでしょう。
責めたいわけじゃないんだ。
あたしは、
責めたいんじゃない。
だけど。
否定しないで。
あたしを否定しないで。
否定しないで。
その言葉は、ささったらきっと、ずっと痛いのに。
ささないで。
お願い。
お願いって、
そんな風に思ったあたしは、
変かな。
*
こっそり涙を拭いたら、すぐばれた。
どうしたの?
なんで泣いてるの?
なんて、
お前が聞くな!
と思ったら、
ちょっと笑えて、
笑いながら泣いた。
あたしね、
ジゲンほど優しい人は知らない。
だけど、
優しい人は、なんて残酷なんだろう。
*
ジゲンに、
甘えさせてあげたい、甘えさせてあげたい、
そう思いすぎて、
空回りして、つんのめって、空回りして、
ようやくたどり着いたと思ったものを、
ジゲンにいらないと言われた。
ようやくたどり着いたと思ったものは、
ジゲンのためのものだったけど、
寂しくて孤独だった2日間のよりどころにも、
いつの間にかなっていた。
あたしは、
追いつめられて、
それは、
ジゲンを追いつめた。
たぶん、
ジゲンからしたら、
ただのわがままだ。
思いやりに欠けた、ただの勝手な計画と、わがまま。
甘えたいと思っているときに、投げかけられた、
ただのわがまま。
空回りして、つんのめっていたあたしを、
ジゲンは知らない。
空回りして、つんのめっていた時間を、
あたしはやっぱり言えなかった。
*
ごめんなさい。
ちょっと混乱。
飲み込むのは難しい。
飲み込むのは正しいことなんだろうか。
強いってなんなんだろう。
あたしはどんな風になればいいんだろう。
大丈夫じゃないときは、
大丈夫、と言うのと、
大丈夫じゃない、と言うのは、
どっちが正しいだろう。
100%の元気で言えたらよかった。
笑って言えたらよかった。
なのにな。
*
ジゲン、無事に帰ってきました。
だけど、
あったかくはなれなかったー。
あたしは不安病の反動で、なんだか脱力してしまい、
どうしても、元気だったふりができなかった。
ジゲンは、やっぱりとても落ち込んでいて、
身体はヘトヘトで、
たぶん、あたしを受け止められなかったんだろうと思う。
明日はひとりでいたいって、言われた。
あたしは、
ジゲンに会いたくて会いたくて、
だけどそれを、勝手に我慢しすぎていて、
明日、会えたら、ぜんぶ辻褄が合うはずで。
だけど、
明日はひとりでいたいって、言われて、
勝手に我慢しすぎていたバカなあたしが、
行き場をうしなって、混乱した。
バカなあたしだ。
だけど、
それを伝えたら、
もっとバカだ。
*
ジゲンが、
大好きなものに囲まれて、少しでもリフレッシュしてこれたらいいな。
風邪をひかずに、無事に帰ってきたらいいな。
それならなんでもいい。
無事に早く帰ってきてー。
それで、早く、顔を見せて。
早く会いたい。
金曜日の夜から、
あたしの頭を占めていた気持ちたち。
どっから、
自分のためのことになっちゃったんだろう。
*
吐き出す。
本当は、土曜日は友達の集まりに行こうと思っていた。
だけど、ジゲンの仕事がうまく行かなかったのを同僚から聞いて、
ひとりにしたくないなあ、一緒にいたいなあと、思ってやめた。
そしたら、
落ち込んだジゲンが、急遽土日は遊びに行くことにした、と言った。
あたしはちょっとつんのめって、
だけど、まあいっか、と思ったのだ。
ジゲンがリフレッシュできたらなんでもいーや、
あたしはその分、いっぱい寝るもんねーって。
それで、土曜日は家でぼーっと過ごした。
日曜日は、買い物に行くつもりだったんだけど、
悪夢と不安病にやられ、結局出かけずに過ごした。
土日をひとりで過ごしたって、
月曜日にジゲンに会えば、素敵な3連休になるやーって、思った。
本当は、月曜日も、家の用事があったけど、
あたしはそれもやめたのだ。
そしたら今日ね、犬が体調を崩した。
親に、犬を連れて一緒に行くか、残って犬の世話をするかの二択を迫られて、
あたしは後者をとることにした。
月曜日はどうしても、ジゲンに会う日だった。
ジゲンと一緒に、犬の散歩をしようって思った。
疲れてるだろうジゲンにとって、
それはきっと、のんびりした時間だと思った。
そしたらさっき、
明日はひとりでいたい。
と言われた。
*
そんなあたしの3連休だ。
ザ・空回りー。
うん。
あたし、
バカだねえ。
ジゲンと会える月曜日に向かって、
ぜんぶの用事と、ぜんぶの気持ちを、整理していた。
ジゲンの知らないところで、
勝手に。
言ってないから、
ジゲンは気づかない。
だけど、
気づいて欲しくないし、
気づかないでいて欲しい。
なのに、
ひとりでいたい、と言われた瞬間、
行き場をいきなりなくした、金曜日から日曜日のあたしが、
顔を出して、取り乱しかけた。
あたしは、
ジゲンが弱ってる時に、
ジゲンを包むことができない。
*
ふうー。
頭を冷やさねば。
ここに全部書いたから、だいじょうぶ。
明日になったら、きっとだいじょうぶだから、
そしたら、
一番大切なことを、
もいちど、ちゃんと、考えよう。
*
どうして?って、
あたしはとっさに、ジゲンを責めた。
受け止めるとか、
やさしさとか、
なんだろうなあ。
やさしい声はいらない。
あたしのためにとか、いらない。
だいじょうぶ?なんて、聞かないで欲しい。
そんなのいらない。
あたしはきっと、
一緒にいたいと思われたいだけだ。
ジゲンが音信不通。
まる2日。
いつもだったら、
遊びに行ってるときだって、たまにメールをくれるのに。
昨日の夜になって、
場所が場所だし、圏外なのかも?と思いつき、
試しにかけてみたら、やっぱりつながらなかったら、
無理矢理自分を安心させて、寝た。
そしたら、悪夢のオンパレードだしー。
しかも昨日もだしー。
起きたらあまりにしんどくて、
買い物の予定を取りやめて、またもやぼーっと過ごす日曜日だったのでした。
サンドイッチ作って食べて、
うちっぱなし行って、
ピアノ弾いて、
本読んで、
CD聞いて、
テレビ見て。
なにやってんだかな。
*
でも。
さすがにフェスも終わってるだろうし、
ふつう、高速まで出たら携帯はつながるでしょう。
きっと電源も切れちゃってるんだ。
だけど、昨日の朝からなのだ、音信不通は。
あたしは心配しすぎるのだ。
わかってる。
人は、そう簡単に、いなくならない。
人生には、そう簡単に、事件はおきない。
今まで思い知らされてきたことたちとは正反対のことを、
自分にいい聞かせながら過ごす日曜日。
もっと簡単でいいのにな。
日々はきっと、もっと簡単でいい。
うむ。
休みだー。
ものすっごく久しぶりに、
1日中すっぴんで、ほとんど家の中で、
だらりーんと過ごしたのでした。
実は、
9月中旬くらいから、
自分の日記どころか、皆の日記もちゃんと読めていなかったという。
ようやくゆっくりここに来れたようー。
つくづくあたしは、時間の使い方がへたくそだ。
だって、1度にひとつのことしかできない。
電話してるときはテレビを消すタイプだぜ。えっへん。
ジゲンは某フェスに行ってる。
仕事でいろいろあって、とても落ち込んでいたので、
大好きな音楽にめいっぱい触れて、
ちゃんと自分を見つけてこれたらいいな。
楽しんで、
それから、無事に帰ってきてね。
雨だし、風邪引いてないといいなあ。
早く会いたい。
*
会社がなんだか、いろいろだ。
おかしな人事、バカな教育体制。
そのツケがいよいよまわってきて、
あたしの職種を、オールマイティにこなせる人間が、
気づいたら社内に3人くらいになってたり。
んでもって、仕事がアホみたいにまわってくるのでした。
バカみたいに何種類もの案件を、同時にこなしているのに、
新しいのがどんどんやってくる。
断ってばっかりの自分は、なんだかやる気のない人間みたいだ。
別にさぼってるわけでもないし、
というか、相当こなしている方だと思うし、
受けた仕事はちゃんとやってるのに。
なんだかなあ、と思う。
バシバシと、なぎたおすように、仕事をする。
今の席に異動してからは、息抜きをすることも随分減って、
平日は、なかなかもって、脳みそが溶けない。
あたし、仕事好きなのにな。
ひとつひとつと、もっと丁寧に向き合いたいのにな。
なんだかなあ。
*
もう随分たっちゃったけど、
9月21日。ジゲンの誕生日のこと。
・・・の前に、
19〜20日は、1泊で温泉に行ったのでした!
うっかり週末がちゃんと休めそうだったので、
直前に決めて、ぴゅーんって。
ジゲンとの2度目のお泊まり旅行。
貸し切り風呂があったから、
一緒に入ったんだよー。
夜の山の中。すぐ下には川。露天風呂。
ジゲンはすごく気持ち良さそうで、
ぜいたくだなあって、何回も何回も言って、
あたしは、
そんなぜいたくな場所にジゲンといられることが、
一番ぜいたくなことだなあ、なんて考えていた。
一緒のお布団で眠った。
夜中に、いきなりパチッと目が覚めて、
そしたら、あの人が、ニコニコあたしを見ていた。
なんだこの安心感は。と思った。
一緒に眠れるのは、やっぱりいいな。
1日の終わりにお別れがない日々が、また欲しくなった。
*
2日目は、ロープウェイで山の上へ。
森の中を、たくさん歩いた。
すこし開けた場所があって、展望台って書いてあって、休憩をした。
きれいな場所だったな。
すごく静かで、
だけど、目をつぶると、森の音がいっぱい聴こえて。
ふたりで並んで座って、
なーんも話さずに、しばらくそこにいた。
そしたら突然、とても強烈に、
この人と出会えてよかった、って思った。
思ったら泣けた。
何いきなり泣いてるの、あんた本当に自由だなあ。
って、ジゲンに笑われた。
それから山を下って、
美味しいお蕎麦を食べて、
帰ってきた。
そんな旅行だったのでした。
*
旅の間に、サプライズを仕込んだんだよー。
ジゲンの目を盗んで、車のグローブボックスに、
プレゼントその①を隠したのだ。
てか、ずーっと鞄に隠し持っていたのだが、
なかなか隙がなかったからどうしようかと思った・・・。
困ったあげく、帰り道のサービスエリアで寝たふりをし(汗、
ジゲンがトイレに行っている間にミッションを遂行。
でね、
家に帰った後、21日になった瞬間に、
車のグローブボックスの中。
とメールをしたのでした。
ふっふっふ。
サプライズ成功ー。
仕込んだのは、
どう考えてもジゲンのためにあるような動物の置物(必死で探した)と、
愛をいっぱいこめまくりのメッセージカード。
驚いてたぜ。
いや、むしろ、
その置物を探し出し、寝たふりまでしたあたしの執念に呆れていたぜ。
えへ。
だってー。
どうしてもね、
どうしてもね、
一番はじめに、隣で、お誕生日をお祝いしたかった。
メールじゃなくて、電話じゃなくて、
もっともっと、生身のあたしで、あの人を抱きしたいって思ったんだ。
だから、ずーっと、どうしたらそれができるのかを、考えていた。
で、あの牛。(あ、書いちゃった)
いいのだ。
サプライズ大成功。わははー。
*
お誕生日当日は平日だったから、
仕事の後、ごはんを食べにいったよー。
プレゼントその②も進呈。お財布。
黒で、シンプルで、使いやすくて、質が良くて、
だけど「すっごいかわいい」財布。
という謎のテーマを自分に課し、
んなもんあるわけないだろーと思いつつもとにかく探して、
執念で、いや運命で見つけたお財布。
黒でシンプルで質が良いのに、何このかわいさ!
というくらいかわいかった。びっくりした。
喜んでくれたよー。
いっぱい抱き合って、
おめでとおめでと!って、何度も伝えた。
そんなジゲン35歳のお誕生日。
今のあなたをつくった、あなたの35年間の全部が、
あたしはとても愛おしいな。
あたしたちの人生を、
今まであった全部を、
一緒に肯定しながら生きていこうね。
そんな風に思う。
生まれてきてくれて、ありがとう。
*
ちなみに。
財布の後日談。
ジゲン。
小銭入れが使いにくいといって、
ある日からパンツのポケットに小銭を入れだしたのでした。
えー・・・。
革だから、しばらく使ってたら、絶対使いやすくなるからー!
1ヶ月だけ我慢して使ってみ?それでダメなら使わなくていいからー!
と言っても
形が崩れるのが嫌だと、頑に小銭入れを使わないのでした。
革は味が出た方がかわいいのにー。
というか、使いにくい財布を使わせるのは、しのびない。
うーむ。
財布のプレゼントは、むずかしい。
*
以上。
久しぶりにいっぱい書いたなあ。
そろそろ寝るとします。
明日は10月10日。
同期のAちゃんが、社内恋愛の彼と、入籍をする日なのでした。
おめでと。おめでと。
しあわせになれよー。
なかなかうまくいかない、
人生のいろいろだ。
ひとりでも大丈夫だからというその言葉は、
お前もひとりだよ、
ってことなんだよ。
あたしはぜんぜんそんなことない。
大丈夫じゃないのに。
HappyBirthday。
2010年9月21日 日常 コメント (2)おめでとおめでと!
大切なひと。
今日は、
ジゲンの35歳の誕生日です。
付き合い始めてからはじめての誕生日。
とっておきのサプライズを仕込んで迎えたのでした!
大成功だぜ。ふっふっふー。
明日は、
仕事が早く終わるといいなあ。
いつも以上に、
1日中、愛をおくるのだ。
35歳のジゲンと、
31歳のジョージの、
しあわせな日々を、
一緒にふたりでつくっていこう。
おめでとう、
大切な人。
ハッピーバースデー☆
気づいたら9月だし。
31歳になったきり、書いてなかったぜー。
なんやら、なんやら、色々あります。
部署が変わった。フロアも変わった。
ジゲンの隣から、ほとんど顔も見れない日々へ。
仲の良い同僚からもひとり離れて、隅っこの席で、
毎日、もくもくと仕事してるのでした。
こんなの、普通だ。サラリーマンだし。
今までがきっと、恵まれすぎていた。
だけど、
やっぱりちょっと、むいてないな。こうゆうの。
あたしはやっぱり、ひとが好きだな。
笑って過ごすことが、良い方に活きる仕事だと思う。
だから、自分の中だけで完結することが、
どうしてもあまり良いことだと思えない。
毎日、
ちょっとこころがシンとする。
そんな感じ。
ジゲンも、病んでる。
仕事のことでいろいろありすぎた。
あたしはただ、黙って、横にいるだけしかできなくて、
それでもきっと、ちゃんと届いていることを祈る。
色々あるな。
*
とはいえ忙しいー。
けど、
もうすぐジゲンの誕生日なんだよー。
毎日、
時間を見つけては、
どんな風にお祝いしようか、考えているのでした!
包まれてるなあって、
あの人が心から感じられるような、ほっとできるような、
そんな誕生日にしたいのだ。
31歳になったきり、書いてなかったぜー。
なんやら、なんやら、色々あります。
部署が変わった。フロアも変わった。
ジゲンの隣から、ほとんど顔も見れない日々へ。
仲の良い同僚からもひとり離れて、隅っこの席で、
毎日、もくもくと仕事してるのでした。
こんなの、普通だ。サラリーマンだし。
今までがきっと、恵まれすぎていた。
だけど、
やっぱりちょっと、むいてないな。こうゆうの。
あたしはやっぱり、ひとが好きだな。
笑って過ごすことが、良い方に活きる仕事だと思う。
だから、自分の中だけで完結することが、
どうしてもあまり良いことだと思えない。
毎日、
ちょっとこころがシンとする。
そんな感じ。
ジゲンも、病んでる。
仕事のことでいろいろありすぎた。
あたしはただ、黙って、横にいるだけしかできなくて、
それでもきっと、ちゃんと届いていることを祈る。
色々あるな。
*
とはいえ忙しいー。
けど、
もうすぐジゲンの誕生日なんだよー。
毎日、
時間を見つけては、
どんな風にお祝いしようか、考えているのでした!
包まれてるなあって、
あの人が心から感じられるような、ほっとできるような、
そんな誕生日にしたいのだ。
やーん、あっというまに日々が過ぎていくー。
31歳のはじまりを、残しておきたいんだ。
*
19日。
もうすぐ終わる30歳について、考えながら1日を過ごした。
あたしにとっての30歳。
それは、ジゲンに出会えた歳だ。
あたしの人生に、大きな光が降ってきた歳だ。
それはもしかしたら、今までで一番素敵な光だったかもしれない。
ジゲンと出会えた歳。
しあわせな30歳をありがとう。
そう、強く思った。
思ったら、その気持ちを、どうしても伝えたくなった。
*
その日は残業で、退社したのは既に23時・・・。
電車にごとごとゆられてたらね、ジゲンからメールがきたのでした。
まだ会社?
もうすぐ地元の駅だよー。
失敗したー。
どうした!
迎えに行っちゃった。
って。
実は、
付き合ってから、ジゲンと誕生日の話をしたことはなかったからね、
忘れられてるかもなあ、と、うっすら思っていたりもしたのだ。
だけど、メールを読んだ瞬間に、
あの人の気持ちが、ふうーって飛んできた気がした。
誕生日を一緒に迎えそこねはしたけれど、
しあわせな30歳を、しあわせな気持ちで終えたんだ。
*
0時を越えてすぐ、
ジゲン、メールをくれたよー。
それから、
それから、
あたしはなんと、
ケーキを焼いたのでした。
自分の誕生日にケーキ焼くなんて、はじめてだったぜ。
しかも夜中に。
だけど、
どしても、ありがとうって、伝えたかったの。
だから、想いをたくさん込めて、大切に焼いた。
焼きあがったケーキを、
しあわせな30歳をありがとうって書いたカードと一緒に包んだ。
お風呂に入って、
電話であらためて、おめでとうって言ってもらってから、眠った。
*
20日の夜は、
ごはんに連れてってもらったよー。
ちょっとリッチな鉄板焼きのお店で、
ほこほこしながら、しあわせにディナーしてさ、
満腹になって車に乗ったら、じゃーん!って、プレゼントを渡された。
あたしさー、
あんな誕生日プレゼントもらったの、はじめてだった。
それは決して、シンプルではなく、
毎日付けれるようなものでもなく、
だけど、
あたしがかわいいと思う、
あたしの好きな服に合う、
そして、
あたしにとても似合う、ネックレス。
自分で似合うとか言うなよーって感じだけれどさ、
だけど本当に、びっくりしたの。
だって、
どちらかというと派手なそれが、
付けた瞬間、しゅうーって、あたしに馴染んだんだよー。
無難なものはあげたくなかった、とジゲンは言った。
使いやすいとか、人気とか、そんな常套句には流されず、
ジョージに本当に似合うものを、僕が見つけて、プレゼントしたかったのだと。
1ヶ月くらい前から、ずっと探していて、
ようやく見つけたんだよって。
シンプルなアクセサリーに比べたら、好みじゃないかもしれないし、
色々リスクはあることはわかってたけど、
それでも、そんなプレゼントをしたかったのだと。
予想以上に似合ってる、
ジョージのネックレスを、届けられて良かったって。
ああ、
うまく言い表せれなくてもどかしいな。
それは、
ほんとうに、ほんとうに、
ジゲンが見つけた、
あたしのためのネックレスだったんだ。
*
ケーキを渡して、
それから、ひとつ、ワガママを聞いてもらった。
今日という日に、ジゲンと愛し合いたいって思ったから。
たくさん抱きしめてもらった。
31歳は、
そんな風にはじまったよ。
きっと素敵な1年になる。
*
以上、31歳のはじまり記!
あたしはもうすぐ異動になります。
今週いっぱいで、
毎日ジゲンの顔を見て過ごす日々が終わる。
なかなか会えなくなるだろうな。
ジゲンが楽しそうに仕事をしている姿も見れなくなるし、
嬉しいことがあっても、体調が悪くても、
今までみたいには、きっと気づけない。
今までが恵まれてたんだってわかってるけど、
やっぱり、それはとても寂しい。
仲の良い同僚達からも、ひとり離れることになるし、
仕事のことも含め、本当は、不安なんてとてもたくさん。
何かが変わるだろう。
だけど、良い方へ、変わるといい。
大丈夫だよって、
なんどもジゲンが言う。
大丈夫。
きっと聞こえるよ。
ジョージの声は、きっと聞こえる。
ジョージにも、きっと聞こえる。
ジゲンが、プレゼントを探し続けた1ヶ月を想った。
あたしはきっと、
自分で気づいている以上に、日々、想われて生きている。
そのことを、
どうかいつも、忘れませんように。
31歳、
大切に生きます。
*
えへへ。
メールやコメントくれた人も、ありがとう。
みんなラブ☆です。
おやすみなさい!
またひとつ、歳をとったのでした!
誕生日になってすぐ、
ジゲンが心からのおめでとうをくれたよー。
31歳になっちゃったよーって言ったら、
だいじょうぶ。
素敵な31歳に、なってるよー。
って。
もっと素敵な31歳に。
もっと素敵な32歳に。
ジゲンの隣でなっていくの。
へへ。
さてとー、
誕生日とはいえ社会人。
とりあえずは働いてきまっす!
夜になって、
ジゲンと、電話をしたんだー。
明日がプレゼンのジゲンに、
がんばってねって、
ただそれだけを、どうしても伝えたかったから。
だって、あの仕事を、
とても想いをこめてやってたの、知ってるもん。
あたしは、
ジゲンの仕事も、仕事の仕方も、とても好きだな。
誇りだし、いつだって応援してるし、
あの人が楽しそうだと、本当に嬉しいんだ。
がんばれーって、伝えたいと思った。
そして、こんな風に思えている、そのこと自体が、
あたしにとっての大事なことだ、と思った。
だから電話したんだ。
そしたら、ジゲンがね、
今日は、僕も電話しようと思ってたんだよー、
仕事が一段落付いたら、電話しようって思ってたんだよーって。
ごめんね。ずっと謝りたかったんだーって。
*
僕ね、
最近ね、
いつもね、
ジョージにみてほしいって思いながら、
作ってるんだよ。
ゆっくりと、噛み締めるように、ジゲンが言った。
いつも側に。
おやすみなさい。
どうしたら、傷つかなくなれるのかな。
わかってるの。
わかってるのに。
あたしはどうしたってダメージを受ける。
ジゲンが、
また、遠くに行っちゃった。
あたしは会社のことで弱っていて、
そんなときに触れるあの冷たい壁は、
いつもよりさらに、割れるように痛かった。
あたしは弱いな。
痛くて痛くて、悲鳴をあげた。
待とうって決めたばかりなのに、悲鳴をあげた。
甘えたかったんだ。
ただジゲンに。
一度でいい。
ジョージってただ呼んでくれたら。
無理やり扉をあけて欲しいなんて思ってない。
それでもただ。
一度でよかったんだ。
*
ジゲン。
お願い、あたしを苗字で呼ばないで。
わかってるのに、強くいたいのに、
言葉として発せられるそれは、
どうしても、いちいち、深く深く刺さるよ。
切り付けられるみたいに。
特にメールが辛いなあ。
文字として、形として、
はっきり目に残るそれをみると、
いつも一瞬、吐きそうになる。
お願いジゲン。
あの文字を見るくらいなら、
名前なんて呼ばれない方がいい。
弱いジゲンもぜんぶ包んでいたい。
だけど、
それだけが、どうしても辛い。
ひとりだなあ。
ひとりだよ。ジゲン。
誕生日、
怖くなってきちゃった。
あたしはどんな風に迎えるんだろう。
少しだけ、ジゲンが戻ってきた。
あたしはあんまりに弱っていて。
電話で話していたら、恋しいのがこみ上げてきて、
つい黙った。
そしたら、ジゲンも少し黙って、
それから、会いましょうかって。
会いましょう、と言って、
車ですぐに飛んできてくれたんだ。
*
すごく美味しいうどんを食べたの。
お店を出てね、歩いていたら、
ジゲンが突然立ち止まって、大きな声で言った。
あいしてるんだよ?
うん。知ってる。
ジゲンがあたしをあいしてくれてること、
あたしちゃんと知ってるよ。
辛い想いをさせてごめん。
ジゲンが辛いと、あたしも辛い。
だけど、あいしてるの。
言葉にしたら、
はりつめていたものが、くしゃくしゃに崩れた。
*
忘れたくないことが、たくさんあるな。
昨日は、ふたりのおばあちゃんを訪ねたこと。
古い商店街をひとりで散歩したこと。
ジゲンと一緒に通った道を、ひたすら歩いたこと。
小さな神社でお参りしたこと。
ジゲンが話してくれた、
スーパーに買い物しながら思ったんだよーって話が、
商店街を歩きながら、あたしが考えていたことと、
小さな神社で、神様にお祈りしたことと、
とても近かったこと。
たくさん抱きしめてくれたこと。
久しぶりに、抱き合ったこと。
*
土曜日が終わった夜中の電話で、ジゲンと話をしながらね、
話すことがなくても、眠ってしまっても、
このままずっと、電話を続けていたいなあって思ったんだ。
何でそんな風に思うんだろうって考えたら、
ああ、つながってる感じがするからだ、と気づいた。
あたしはあの人と、きっとずっと、つながっていたいからだって。
それで、つい言葉にした。
なんか不思議だなあ。
電話って、本当に、線みたいだ。
何の前置きもなく、
ただそれだけつぶやいたの。
そしたらね。
うん。確かに。
って、あの人すぐに答えるんだよ。
なんで伝わるんだろう。こんなことが。
あの人にはなんで伝わるんだろう。
唯一無二の場所。
あたしの場所。
この人のことが、
あたしは本当に好きだな。
*
きっとまだ、あの人は辛い。
あたしだけを見て、安心して飛び込めるようになるまで、
きっとまだまだ、時間がかかるね。
だけど大丈夫。
あたしたちは大丈夫。
あたしはいつだって、
腕を広げて待っていよう。
*
さてと、寝るかねー。
おやすみなっさい☆