8月15日の日記

2010年8月14日 日常
 
起きて、
おはようって電話をして、
甲子園を見ながら、ペディキュアを塗って、
雷がすごいよーって、電話がかかってきて、
ピアノを弾いて、
漫画を読んで、
ご飯を食べて、
部屋をぞうきんがけして、キャンドルを焚いて、
テレビを見て、
お風呂に入った。

そんな連休2日目。

キラキラ☆さんへのメッセージに書いたこと。

今までのあたしが持てなかったもの。
それは、信じる強さだ。

ジゲンが戻ってきてくれたら、
そのときは大きな声で伝えるんだ。

あいしてるよー、ジゲン。

声が聞きたいな。

とても恋しい。
 

8月14日の日記

2010年8月13日 日常

昼くらいに起きて、
パソコンで遊んで、
ハンバーグ作って、
漫画読んで、
ピアノ弾いて、
ジゲンから電話がかかってきて、おしゃべりして、
友達とごはんを食べに出かけて、
帰ってきて、お風呂して、
今度はあたしから、ジゲンに電話をして、またおしゃべりして。

連休初日は、そんな1日。



あたしたちがやってることは、
変なのかな。

声が聞きたくなって、と電話をくれた。
おやすみが言いたくて、と電話をした。

ジゲンと話すのは、とても楽しい。とてもあたたかい。

それでも。

あれは無意識なんだろうな。
ジゲンの話し方は、いつもよりどうしたって丁寧だし、
あたしのことを、ジョージさん、呼ぶ。

さびしい。
だけど、
無理にほどきたくないと思う。

バカな話ばっかりして笑っていたら、
突然、胸がきゅーきゅーした。

会いたいよう。
恋しいよう。

全身が叫んでいるような気がした。



おやすみジゲン。

また明日ね。
 
おやすみなさい。
 

昨日はね、

2010年8月12日 日常

あたし、限界に達したんだー。

危ないなあとは思ってた。
明け方に突然目が覚めて号泣したり、
デスクに座ってても、スタバでお茶してても、突然涙が出てきたり、
ああ、そろそろ限界なんだなあって。

だから、さっさと帰って布団にもぐろうと、急いで会社を出たんだ。
電車で、無理をして、ジゲンに、おつかれさまってメールして。
そしたら、おつかれさまでしたーって、返ってきて。

読ん瞬間、何かが切れた。
コントロールがきかなくなった。
わんわん泣きながら、ジゲン以外に求めるものは思いつかなかった。
わんわん泣きながら、ジゲンに電話をした。
あの人は、なぜかあたしの居場所をすぐに言い当てて、
迎えにきてくれた。

昨日は、
そんな風にして会った。

たくさん話をしたし、
最後には、抱きしめてくれた。

だけど、

どうしても忘れられないのだと、とても苦しそうに言われた。

ジョージと僕だからこそのこの関係を、
とても大事にしたいと思ってる、それは本当。
だけど、
どうしても忘れられないのだと、
あたしの後ろに見てしまう、ボーイの影を、
どうしても忘れられないのだと、
半年たっても、やっぱり苦しくて、
どうしたらいいかわからないのだと、

そう、とても苦しそうに、言われた。

どうしたらいい?って、聞かれて、
あたしは、もっと一緒にいたい、と答えたんだ。

見当違いに聞こえるかもしれないと思ったけど、そう答えたんだ。

そしたらあの人は、

  それだけ?
  ちゃんと言って。

って。強い口調で。

だからあたしは、
一緒に暮らしたい、と答えた。

一緒に暮らしたい。
あたしが寂しいときも、ジゲンが寂しいときも、一緒に眠って、
どれだけ仕事が忙しくても、毎日一瞬だけでも、顔を見て、緩んで、
そんな風にジゲンと過ごしていきたい。
ずっとそう思ってる。

そう伝えた。

  とても嬉しいよ。
  あとは僕の心の問題なんだ。

昨日は、そんな話をしたんだ。



1日たっただけなのに、
あっとゆうまに心はカラカラだよ。

ジゲンを求めて求めて、
何も手につかない。

明日から3連休。
ジゲンといっぱい一緒にいたくて、空けていたから、
何もすることのない3連休。

足りなくて、足りなくて、
とても寂しい。



  今会うと、ジョージに甘えちゃうから。
  本当に、甘えるだけになっちゃうから。

  会いたいよ。すごく会いたい。
  
  だけど今は、
  ジョージだけを見て飛び込めないんだ。

寂しくて、寂しくて、胸がつぶれそうになったら、
どうしたらいい?

  そしたら電話すればいい。
  すぐに飛んでいくよー。

あたしね、カラカラなの。
カラカラすぎて、すぐに胸が苦しくなるの。
だからメールしていい?いっぱい電話していい?

  もちろんいいよ。
  ダメな理由なんて思いつかない。



本当は、
会いたいよ、会ってよって、
叫びだしそうだった。

だけど、
突き刺さるようなジゲンの言葉が、
愛でいっぱいなのもわかった。

だから、
あたしは、
あたしたちを信じる。



求めることと、求められることは、同じだと思う。
求めるこころは、求められることでしか、満たされない。

あと1週間で、30歳が終わるよ。

あたしはどこに行くんだろう、なんて、
そんなことはもう思いたくないんだ。

あたしは、
あたしたちを信じる。
 

また明日。

2010年8月11日 日常
 
ずっと言えなかったことを、伝えた。

とても嬉しいと、ジゲンは応えた。

とても嬉しい、
あとは僕の心の問題だと。



それでも、

送っていくよと、車に向かう途中、
突然、抱きしめられたんだ。

ジョージ、と名前を呼ばれた。

いきなり、
涙がボロボロ出てきて、
ああ、あたしは求められたかったのだ、と思った。

やさしさじゃない、許容じゃない、
求められたかったのだと。

あんた、
僕がハグすると泣くんだね〜と、
ジゲンが笑った。



眠る前に、
おやすみを言いたいと、メールをした。

電話がかかってきて、
切る間際に、
ジョージ、
ジョージ、
と、
2度呼ばれた。

名前を、呼ばれた。

きっと、
伝えてよかったのだ。

あとは僕の心の問題だと、あの人は言った。

あたしは、
あたしたちを信じて、
待とうと思った。



また明日?
とあたしが聞く。

うん。また明日。
とジゲンが答える。

10日ぶりにかわした、
あたしたちの眠る前の挨拶。

ジゲン。

あたしね、思うんだ。

必要とすることと、
必要とされることは、
きっと同じことなんじゃないかって、思うんだよ。



おやすみジゲン。

また明日。
  

8月11日の日記

2010年8月11日 日常

あたしが大丈夫か大丈夫じゃないかなんて、

あたし以外の誰にわかるのだろう。

ジョーちゃんは大丈夫だよって、
みんな、そう言いながら離れていくんだ。みんな。

ジゲンがいてくれるなら、
なんだって越えられるのだと、
そう思える唯一のものを、
見つけたのだと思ってた。

あたしは全然大丈夫じゃない。

ジゲンがいてくれないのなら、
あたしは全然大丈夫じゃない。

ジョージ。

2010年8月7日 日常
勇気を出して電話した。
どうしても伝えなくちゃって思った。
4日ぶりに聞くジゲンの声。

ジゲンは何事もなかったかのように出て、
明るく、ひたすら何でもない話をした。
だけど、敬語で、あたしのことを名字で呼ぶその声は、
やっぱり、とても冷たい、高い壁だった。

そのまま、
おやすみーって切ろうとするジゲンに、
何度も深呼吸をしてから、言った。



全部のジゲンが、とても好きです。

それを伝えたくて電話しました。



ずっとずっと苦しくて、胸がつぶれそうだった。
泣いてばかりで、逃げ出したくなくなって、
過去はいつまで、あたしを追いかけてくるんだろうって、
そんなことばかり考えていた。

だけどこのままじゃいけない、と思った。
何か、大切なことを見失っている気がした。
ジゲンとの日々を、全て読み返した。
あたしはようやく気づいた。

ジゲンが前に言ってくれたんだ。
僕たちは2人とも、
すぐに混乱して、どうしたらいいかわからなくなったりしちゃうけど、
だけど、これからは、
どうしたらいいかわからなくたって、迷っていたって、
混乱していることだけは、ちゃんと伝えることにしませんかって。
嘘のつけない僕たちの関係だから、そうしませんかって。

混乱しているジゲンも、どうしたらいいかわからないジゲンも、
全部あたしの、大切なジゲンなのに。
あたしは、話があたしとのことに及んでしまうと、
とたんに恐怖に負けてしまうのだ。
いなくなることへの不安に、覆われてしまう。
あの人の不安を、包めなくなる。
自分の不安をジゲンにぶつけてしまう。

最低だ。

ジゲンが傷ついているのは、
ボーイのことじゃないんだ。
あたしが、あの人の弱さを受け止めてあげられない、その事実だ。

あたしはいつも、
気づくのが遅い。



   でも、
   僕が、不安になったり、弱さをみせたりすると、
   すぐに弱いジョージや、冷たいジョージが出てくるよ?

   ジョージの前では、
   不安になったりしちゃいけないんだ。



ジゲンの弱さをちゃんと受け止めることのできる、
そんな強さを、大きさを持った彼女になりたい。

あたしの臆病は、なかなか治らない。
ジゲンがいなくなったらって恐怖にすぐに負けてしまって、
もう何回も、同じように、あの人を傷つけた。

すぐには無理かもしれない。
だけど、少しずつでも、そんな強さを持ちたいんだ。
あなたとちゃんと向き合えるあたしになりたいんだ。

自信を持って、
大丈夫だよって、飛び込んできていいよーって言えるあたしになるまで、
もう少しだけ、待っていて欲しいんだ。

そんな想いを、
ゆっくりと伝えた。

ジゲンはしばらく黙ってから、
小さな声で、少し待って欲しい、と言った。



切る間際に、
ジゲンが、ぼそりと言った。

   何も考えずに、ジョージの胸に飛び込めたらって、
   ずっと思ってるんだよ。
   何も考えずに、ジョージの胸に飛び込みたい。

きっと、もうずっと前から、
あの人はあたしに飛び込めなくなっていたんだ。

あたしは気づいていた。
なのに、それでも強さを持てずにいた。

ジゲン。

ごめんなさい。

あなたは、あんなにいつも、
大丈夫だよって、言い続けてくれているのに、
あたしはなかなか自分に勝てない。

だけど、
守ってもらうだけじゃない。
あなたを守りたい。

胸をはって、
大丈夫だよーって、飛び込んでいいよーって、
そう言える日まで。

ジゲン、お願い。
時間をください。

ジゲン、どうか。

あたしと向き合うことを、
あきらめないで。



最後のひとことは、とても寂しかったけど、
だけどあの時、あの人はあたしを、ジョージと言った。

今週はじめて、名前で呼んだ。

ジョージ、というあの人の声を、
あたしは信じる。

信じる。

 

決意。

2010年8月6日 日常

責めないこと。

状況を無理やり変えようとしないこと。

穏やかに待つこと。

あたしにできるかな。

こころを閉ざしているあの人がはる壁は、
まるで氷のようだ。

触れようとするたびに、
刺されるように、心臓が痛い。

その痛みに耐えることができず、
あたしはつい、壁をたたいてしまう。壊そうとしてしまう。

遅くないかな。

どうか。

あたしはあの人を待とう。

8月6日の日記

2010年8月6日 日常
 
これは罰なのかな。

届かない。
 
 

わがまま。

2010年8月4日 日常

あの時、
あたしはなんで、
あんな風に、わがままになってしまったんだろうな。

どうしても自分を隠せなかった。譲れなかった。
なのに、ダメなことをしているともわかっていて、
本当の心は何も伝えることができずに、
ただただ、暗いあたしのまま、とぼとぼと歩いた。

一緒にいたいと思っているのがあたしだけだということを、認めたくなかった。
いい子になって欲しいなんて、ジゲンだけには思われたくなかった。

引っ張らないで、
早く帰ろうとしないで、
さびしい。

そんなことを、言った。

ジゲンは、困っていた。
困っているのに、やさしさで精一杯それを隠す、ジゲンの顔を、
とても遠くに感じてしまった。

辛いのはジゲンなのに、
あたしはなんで、自分の心を守ろうとするのだろう。

強くなりたい。

強くなりたい。
 
強くなりたい。
 

野球のこと。

2010年8月4日 日常
 
あたしね、
昔は、野球が大っ嫌いだったんだー。

理由は、父親が好きだったから。

父親ととても仲が悪かった。
何か口を開けば、ケンカが始まった。
それはたいてい、顔を合わす、夕食の時間に起きた。

家族とうまく過ごせない自分が嫌でたまらなかった。
ある時、決めた。
口を開けばケンカになるのであれば、
口を開かねばいいのだと。

それで、黙ることにした。
言いたいことがあっても、堪える。やり過ごす。
たとえ父親と直接ではなくても、
家族の誰かと口をきけば、隣にいる父親が何かを言う。
そこからケンカになる。
だから、食事中は口を開かない。誰とも喋らない。
今思えば、なんてバカな決意。
だけどあの頃のあたしにとっては、それが唯一の、方法だった。

だからあたしの、当時の夕食の記憶は、
話をする家族と、その向こうで流れている、ナイター中継。
俺が白と言えば黒でも白なのだと平気で言う、
父親にとっての権限だった、ナイター中継。

野球なんて、大嫌いだったよ。
ナイター中継なんて、絶対に見たくなかった。

社会人になって3年目くらいからかな、
仕事で野球に関わるようになって、
仕方がないので、ぽつぽつと興味を持つようになった。

4年目に、実家に戻った。
単身赴任人生だった父親が、定年になって帰ってきて、
1度くらい、父と娘として、一緒に暮らしておきたいと思ったから。
じゃないと後悔する。失ってからでは遅いのだと思った。

実家に戻ってしばらくして、
大人になってから、はじめて父親と2人だけで喋った、
その時の話題が、野球だったんだー。

ふと、ナイターを見ている彼に、話しかけてみたのだ。
そしたら、普通に返事が返ってきた。
少しだけ会話をした。
会話だ、と思った。
他の誰も介さない、2人での会話だって。

それから何年もたってさ、
今でもあたしたちは、ぜんぜん仲の良い親子ではない。
だけど、時々2人だけでする会話の唯一のテーマは、野球だったりするんだよー。
たまに、隣に座って見てみたりもするんだ。
大きな声で歓声をあげたり、野次を飛ばしたりするあの人を見て、
変わらんなあーなんて思いながら。

だからあたしね、
父親がきっかけで、野球を大嫌いになって、
父親がきっかけで、野球を好きになった。

それは、
ジゲンに話したい、聞いて欲しい、そんな話。
良かったねえって、よしよしって、頭を撫でて欲しい、そんな話。

あたしが、野球けっこう好きだよーと言うのを聞いて、
何で隠してた?と思ってしまったと、あなたは言った。
そのくらい僕はおかしいのだと。

ボーイが野球を好きだからだと、すぐにわかった。

ねえジゲン。

そんなこと、思ってもみなかったよ。

ジゲンの心の中に、ぜんぜん気づかず、
あたし、いったい何度、平気な顔で野球の話をしただろう。

ジゲン。
ごめん。

だけどあたし、
話せなかった。

言い訳になるのが怖くて、何も話せなかった。

悲しい顔をしてしまった。

あなたはなんて思っただろう。



何やってるんだろうあたし。

あの人に、何も言えなくて、
ただただ、ここに想いを吐き出して。

伝えないと、伝わらないのに。

何やってるんだろう。
 

前。

2010年8月4日 日常
 
もし、
ジゲンがあんなに引きずっていた元彼女が、毎日目の前にいたら、
ジョージが好きだよ、と繰り返し言ってもらえたとしても、
あたしは自分に負けてしまうかもしれない。

どれだけしんどい思いをさせているのだろうか、と思う。

こころの中の変化とは関係なく、
事実としての過去は、あたしから離れることはない。

あたしは、その過去を持たないあたしになることはできないんだ。
どうしたって。
だから、ジゲンが吐き出した苦しみに対して、あたしは何も言えなかった。
問題が、その過去を持つあたしそのものである以上、
あたしごといなくなることくらいしか、できることなんてないような気がした。

人生の優先順位なんて、はっきりしている。
大切なものを守るためなら、会社なんてぜんぜん辞めれるんだよ。
生活を変えることだってできる。
だけどそれは、今ジゲンが望んでいる答えではないような気がした。

ジゲンに好きだと伝えた日から、覚悟なんて決めてるんだよ。
手に取ることなど、許されない光だと思っていた。
だけど、取りたいと願ってしまった。
今のあたしに、他に失うものなんてあるだろうか。

どうしたらいい?と問うジゲンに、
一緒に暮らそうか、という言葉が喉まで出かかった。
それはずっと考えていたことだから。
だけど、あたしたちの生活を、苦しさから逃げるための選択にはしたくなかった。
さみしい時は一緒に眠ろうね、
お風呂が怖いときは一緒に入ろうね、
一緒に生きようねって、
そんな風に、あたたかな気持ちから始めたい、始めなければだめだ、と思った。

あたしが通ってきた30年は、あたしが前に進むことを許さないのだろうか。
望みなんてひとつだけだ。それすらも叶えることを許さないのだろうか。
あたしにはそんな資格はないのだろうか。

あなたの笑顔を守りたいなあ、ずっと一緒に笑っていたいなあ、
願いはそれだけ。それだけなんだよ。

あたしは、あたしでいることしかできない。
あたしでいることしかできなくて、辛い想いばかりさせて、本当にごめん。

だけど。

あたしは、あたしでいることしかできないけど、

見ているのは前だけなんだよ。

ジゲンとの前だけなんだよ。

見ているのは前。

前なんだよ。
 

本当は、

2010年8月2日 日常
楽しかった週末のことを、書き留めておきたかったけど、
こんな気持ちじゃ綴れないや。

愛すべき女友達ズと日帰り旅行に行ったんだ。
ジゲンと、アウトレットに行ったんだ。

楽しかったんだ。とても。



この日記に残っている、あの、嵐のような日々を、
少しずつ、消している。
1日ずつ、のその作業は、なかなか時間がかかるけど、
だけど消そうと思った。

だって、あたしはもう大丈夫。
あの日々を振り返ることは何もない。
見ているのは、前だけ。ジゲンとの前だけだ。



嵐のような恋だった。
それは否定しない。

だけど、
改めて振り返れば、
あんなにもはっきりと、鋭く、たびたび心を刺していた記憶が、
びっくりするくらい、ぼんやりとしたものになっていた。

まるで、違う人のお話を読んでいるような、
それは確かに自分が書いたものなのに、
とても遠いところで繰り広げられている物語のような。

そのくらい、

今のあたしのこころは、ジゲンで満たされているのに。

あたしは、
あなたが思っているよりずっと、自己中だし、薄情なんだよ。

だって、
あなたがいつも元気でいることと、
あなたとあたしが一緒にしあわせでいられること。
その2つさえ叶えば、それでいいと、
そのくらいのことを思っている。

あたしの過去を知っている人からみたら、
なんて自己中だと思うだろう。

わかってる。
ひどいことをしている。

だけどあたしは、ジゲンと生きていきたい。


光。

2010年7月29日 日常
  
  僕とジョージはふたりとも、
  どんなに辛い状況でも、嫌な状況でも、
  希望を捨てることができない人間なんだと思う。
  
  それは決して、
  そうしたいからそうしているわけではなく、
  僕たちは、そうするしかなかったのだと思う。
  そうすることが一番楽だからなのだと思う。

  辛い時は、どれだけ愚痴を吐いたっていいよ。
  嫌だ嫌だーって言ってもいいよ。  

  それでもジョージが光を見ていることを、
  僕はちゃんと、知っているから。
 
  だから大丈夫。

  僕には何を言ってもいいよ。



大丈夫、光はちゃんと見えてる、大丈夫って、
あたしは何度、ここに書いてきただろうか。

光の話は、いつも心にあった想いだけれど、
現実世界では、誰一人にも伝えたことはなかった。

なのに、
あの人は、ちゃんと知っている。
あたしのことを、見つめている。

びっくりして、
息が止まりそうだったよ。

うん。
大丈夫。

あたしはちゃんと、光を見つめている。
光を見つめることさえやめなければ、あたしは大丈夫だってことを知っている。
光を見つめることさえやめなければ、いつかちゃんと、道が見つかることを知っている。

大丈夫。



今日もあたたかな気持ちをありがとう。
 

YUKATA。

2010年7月26日 日常
なんだかずっと、
こころの中に、黒いもやもやしたシミみたいなものがあって、
それが何なのかがわからなくて、なかなかとれなくて、
ジゲンといても、ちゃんと笑えなかったりして。

嫌だなあーって思ってたんだけど、
今日、
隣の席のジゲンとくだらない雑談をして笑い合った瞬間、
ふいにバカバカしくなった。

なにをごちゃごちゃやってるんだ、あたしは。

大事なのは何。

そしたら、ちょっと、いやずいぶん楽になって、
ずっと居座ってた寂しさが消えた。

油断すると、
すぐに過去に負けそうになるなあ。



土曜日は、
ジゲンとお祭りに行ったよー。

浴衣を着たの。ふたりとも。

浴衣を着て、下駄でからんころんと歩きながら、
懐かしい町を歩いた。
屋台で焼きそばと串カツとかき氷を買って食べた。
小さな花火が上がるのを見た。
たくさんの提灯が揺れる船が、幻想的だった。

あたしがこどもの頃から毎年お参りに通っていた神社へ行ったら、
ジゲンが、神様がいる神社だね、と言った。



ずいぶん前、ここに書いたことがある。

こころの中にある想いの中で、
実際に声に出すのは20%、
残りの70%はここで文字にして、
最後の10%はどこにも出さない。

って。

ジゲンに出会って、伝えることを知った。
きっと今は、70%くらいを、あたしはちゃんと、声にしている。

夏の空だねーって。
川の匂いがするねーって。

伝えたいと想う。
ジゲンにちゃんと届いたことがわかる。

あたしの場所。



おやすみなさーい!
 

月。

2010年7月21日 日常
 
たぶん。

人生は、選択の連続なんだよな。

あたしの生活は、この数年でガラリと変わった。
毎日の時間を満たしていた、楽しい出来事たちからは、
なんだかとても、遠ざかってしまった気がする。

飲み会の女王って言われてたんだよー。あたし。
誘うし誘われるし、男友達と、男同士みたいに遊んでた。
たくさん騒いで、たくさん笑って、
物理的に、時間的に、あたしはとても満たされていたのかもしれないな。

この5年は、
色んなことがありすぎた。

男友達は随分減った。
周りから見ても、気軽に誘いやすいキャラでもなくなったみたい。
日々はとても平坦になった。

そして、気づいたらジゲンが隣にいて、
あたしは意識をあの人に集中させている。



仕事。
友達。
うまくいかないことが多いな。

大切なものを見つけたのに、
ジゲンと穏やかな時間が過ごしているのに、
あたしの心は、なんで平穏にならないんだろうか。

帰り道、無駄に3駅分も歩きながら、
そんなことを考えた日だったのでした。

それで思った。

歳をとっていく。
選択は続いていく。
道はどんどん長く、だけど細く、確実にその先へと近づいていく。

あたしは、
あたしの人生に向かっているんだろうな。
選んだ結果が今ならば、
選びきれなかったものに、くよくよすることはないのかもしれない。
だからこそ、
選ぶべきタイミングを、見逃さないように、
大切なものを、見失わないように、
油断せずに、目を凝らしていなければならないのかもしれない。



色々あって、ちょっと疲れてしまって、
今日は、久しぶりにふわふわした。

全部から逃げ出したい衝動に、一瞬刈られた。

月の周りがぼんやりと輪っかになっていて、とてもきれいだったから、
なんだか月が不思議だよーってメールをしたら、
すぐに、うん、不思議な月だねって、返ってきた。
あたしはこの人が好きだな、と思った。

そんな1日。

あたしはちゃんと、
あたしの場所にいる。
 

平日ー。

2010年7月20日 日常
だけど、
午前中は休んで、こっそり講習を受けてきたのでした。

そんなことは起きない。
だけど、万が一の時に、助けられるはずなのに助けられない、
なんてことは絶対に嫌だ。

身体を変わってはあげられないけど、
あの人の心に負担はかけたくないけど、
あたしはあたしで、できることをしようと思った。
今はまだ、ひとりよがりでもいい。
あなたが、恐れることなく、一緒に前を見つめていく勇気を持てるような、
まずはあたしが、そんな女になろう。
動揺や不安に負けない、目を反らさない、
そんな強さを育てよう。

そんな連休明けのランチタイム。

さて、
仕事いってきまーす。


びっくりした、

2010年7月17日 日常
と、言われた。

会えないのが寂しいんじゃないんだよ、と、伝えてしまったのだ。
あなたが、しんどい時や、寂しい時には、
一緒にいたいなあ、側にいたいなあって、思うんだよ、
それができないことが、寂しいんだよって。

そしたらジゲンは無言になって、
しばらくしてからぼそっと言った。

びっくりした。と。

そんな風に思ってくれる人がいるんだってことに、
びっくりした。と。

ああ、
なんて固い鎧なんだろう。ジゲンがまとっているのは。
そんなこと、ずっと思ってきたよ。
あたしのワガママを叶えてもらうよりもずっと、
あなたにワガママを言われたいんだよ。
あたしはあなたの彼女だよ?



ありがとう、は違うんだ。

あなたがいつも、
あたしの苦しみを、いつも一緒に受け止めて、半分にしてくれるように、
あたしも、あなたにとっての、そんな存在になりたいんだ。

求められたのならば、
あたしはいつだって、どれだけ遠くたって、
びゅーんって、飛んでいくんだよ。
あなたの苦しみを減らせるのなら、
どんな大変なことだって、ぜんぜんへっちゃらなんだよ。

それをしてあげたいと、思っているんだよ。
それをしてほしいと思われたら、とても嬉しいんだよ。



あたしの、あの人への愛情は大きすぎて、
その全部をぶつけることは、なんて怖いことだろうと、
最近、とても思う。

ジゲンが決して、
あたしの想いに応えなければ、と思っていませんように。
応えれていない自分を申し訳なく思ったりしませんように。

あたしのための「会いたい」なんていらないんだよー。

だけど、あなたが願うのならば、
あたしはすぐに、どこにだって、飛んでいくんだから。

同じだよ?ジゲン。

同じなんだよう。
 
  

青空。

2010年7月17日 日常
 
心配をかけるような日記ばかり書いてるな。
みんな、どうもありがとう。



ジゲンと会えない3連休の1日目は、家で過ごしたのでした。
今日もピアノをひたすら弾いた。
夜は、麻婆豆腐を作った。

1日中、ずっとメールや電話をしながら、
一緒に、ひとりで、のんびりと過ごしたのでした。



朝いちばんに来たメールは、「晴れてる!」とひとこと。
窓を開けて、上を見たら、夏の空が見えたよー。

梅雨が明けたね。
本当に明けたね。
夏だよジゲンー。

あたしの部屋から見える空はねえ、
軒と軒の間から細く見える空。
ジゲンの部屋から見えるのはどんな空?

そう聞いたら、
しばらくしてから写真が送られてきた。
こんなだよーって。

その空がね、あまりにきれいで。

休日の度にさ、
おはよーって、後ろから抱きしめてもらいながら、
ジゲンと一緒に見られたら、どんなにしあわせだろうかと、
そんなことを思った。

恋しいな。

会いたいな。

一緒にいたいな。
 
 



 
大丈夫じゃないのに、
大丈夫って言わないで。

心配だよ。
ほっとけないよ。
側にいたいよ。

苦しむあなたをひとりにしておけるほど、
あなたへの「大切」は小さくない。

近くにいることすらできない。



どうか。

何事もなく、早く治りますように。

ジゲン。

ひとりじゃないんだよ。
  



KAGAMI。

2010年7月14日 日常
今日は突然、
大きな、そして不条理な人事があったのでした。
で、見事巻き込まれたのでした。
正直、動揺したのでした。

ジゲンと、違う部署になるよー。
隣の席はおろか、フロアも変わる。

ジゲンの仕事のしんどさや、体調に、
今までみたいには気づけなくなるかもな。

隣の席で、本当にひとつになって一緒に仕事に取り組むことも、
できなくなっちゃうな。

色々なことを考えて、不安になった。

もちろんきっと、悪いことだけじゃないんだけどね。

同じ部署内での社内恋愛や結婚は許されないので、
いつか、うっかりばれてしまうことがあるのならば、
それ以前から離れていた方が、いいのかもしれないし。

あたしとボーイが一緒に視界に入ってくることもなくなるから、
ジゲンにしんどい思いをさせることが、少しでも減らせるかもしれない。

そりゃ動揺はしたけれど、
落ち着いて考えれば、仕事なんて自分次第だろうし、
そもそもどうなるかイマイチわかんないし、異動自体はちょっと先だし、
なんとかなるかなあ、なんて思ったりもするし。

ただ、腹が立った。

あたしは、将棋の駒じゃないのに。



夜は、ジゲンに会ったよ。
なかなか素直に会いたいと言えないあたしにさ、
来なさいーって言ってくれたのでした。

一緒に担々麺を食べて、
ジゲンの地元まで一緒に帰り、車で送ってもらって。

仕事における、自分にとっての「核」について、たくさん話をした。
それは、本当にひとそれぞれなものだけど、
あたしとジゲンが見ている核はとても似ている。

  自信をなくしたり、迷ったり、
  何やってんだろうなあって思ったりもするけれど、
  ジョージがいてくれるから、大丈夫って思えるんだよ。

もやもやが、不思議なくらいに、ふっとんだんだよう。
自分の「核」を、大事なものを、思い出した。
そこをちゃんと持っていたならば、あたしはきっと大丈夫だね。

ジゲン、
あなたは本当に、鏡みたいだな。
あたしが見失いそうなあたしを、いつだって映し続けてくれる、鏡みたいだな。



  きっとジョージも同じだと思うけれど。

なにがー?

  どうしても、
  自分が苦しむよりも、ジョージが苦しむことの方が、
  ずっと嫌なんだ。

うん。

  だけど、
  こんなことに飲み込まれないでいようね。
  負けないでいようね。

うん。
  
  それでも、もし、もう嫌ー!ってなったら、

うん。

  辞めてもいいからね。やしなったるー。



あいしてるよー。

心から思った。

今日も隣にいてくれて、ありがとう。
  

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