あたしは、

あたしと彼は、お互いに手をのばしあっているのに、
それがただ、届かなくて、
いつか壁が剥がれ落ちて、手が届いて、
そしたら一緒にいられるのだと、そう思ってた。

だけど、
あたしは彼に向かって6年間も手をのばし続けてきたけれど、
彼が手をのばしていたのは、ここじゃなかった。

あたしは、

真実を知ったことで、ようやく長い長いもやもやから開放されて、
旅を続けた2日間、ずっとすっきりした顔をしていた。

だけど、
家に戻り、ようやくひとりの場所をみつけて、
それから悲しくなって。

あたしと彼は、
お互いを頼りすぎていた。
ぎりぎりになれば、支えてくれるだろう大切といってくれるだろうと、
お互いを頼って、自分を甘やかして、
そんな自分が嫌になって、そんな自分を責めて。

やってることは同じだったね。
手をのばしている方向は一方通行だったね。

それで、誰かを傷つけて。
彼はあたしを。
あたしはシンを。

太郎は太郎だよ?
虚勢を張ってる太郎も、
自分を嫌う太郎も、
本当はとても弱い太郎も、

キミがとても大切だというその人たちにとっても、あたしにとっても、
大切なひとであることに変わりはないんだよ?

太郎が、いつも太郎らしく生きられる日が早く来るといいね。

キミが幸せじゃないうえに、あたしの幸せは成り立たないし、
あたしが幸せじゃないうえに、キミの幸せは成り立たない。

こんなにもキミを大切だと想わせるのは、他でもないキミで。
だからキミは幸せにならなきゃいけないのに。
あたしのことを思うなら、幸せに向かってちゃんと前を見てよ。

どんな太郎もあたしにとっては大切な太郎だと、
そう言ったあたしのことばは、ちゃんと届いた?

あたしは、
すごくすっきりした。
だけど今こんなに悲しいということは、
たぶんすごく傷ついたんだと思う。

だけど、
たまには勇気を出すのもいいものだよ?
想いを全部伝えれば、なにかしら状況は変わる、何かしら前進できる、
そうやって教えてくれたのは他でもないキミなのに。

勇気をだせばいい。
それですべて失うのが怖いんだろうけど、
勇気を出してみなきゃ、希望が本当になるのか、
それとも希望はやっぱしただの希望だったのか、
そんなのわからないじゃん。

あたしの希望はすっかり打ち砕かれて、
あたしはすごく悲しいけれど、

でもすっきりした。
これから来るだろう何年ものもやもやをまた生きてくよリは、
ずっと幸せだ。

何かを悔やんだり、忘れられなかったり、
それは幸せな人生を送るのにはものすごく邪魔者だよ?

あたしはとてもまっすぐ勇気を出した。

それが彼の見本になればいい。

いつもいつも、
太郎が太郎らしく生きられる日が、
はやく訪れますように。

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