きょおは、父の日。

あたしは、
生まれて初めてだろう、「父親へのプレゼント」を、
自分で買いました。

といっても、ネットで買って、送りつけたのだけど。

何を買おうか探し始めて、はたと気付いた。
あたしは、まるで父親の好きなものを、知らなかった。
何が嫌いなのも、よくわかんないし。

そりゃそうよね。
一緒にいなかったし。しゃべらなかったし。

で、途中で、そいやおかきがスキだなあと気付き、
評判のいいおかき屋さんで、詰め合わせを送ったのです。

そして、きょお、父の日当日には、
なんと夕食を食べに、実家へ帰ってみたり。

といっても、皆が食べ終わった頃にふらっと現れ、
ひとりでごはんしたんだけどね。

母親におくってもらう帰り道に、
「お父さん、初めてプレゼントもらったって言ってたわよ」と。

・・・ばれてたのね。(当たり前)

家で畳でごろんとして、畳ってこんなに香るんだって思って。
それから、隣の祖母宅へ行って、おじいちゃんにお線香したら、
なぜか、泣きそうになったよ。

家族って、本当はものすごく心地よいもののはずで、
なのに、なんであたしはこんなに距離を置いているんだろう。

今日は、
家を出てはじめて、実家を心地いいと、思った。
ううん、家を出てからじゃない。
多分、中学生くらいから、はじめて。
なんということ。

おばあちゃんは、最近ヘルパーさんに来てもらってるらしい。
そんなこと、全然知らなかった。
ヘルパーさんから教えてもらってるという机の上の折り紙を、
わからないというので折ってあげた。
おばあちゃんと一緒に何かする、ということすら、
いつが最後だったのか、思い出せなくて。

なんか、自分が情けなくなって。

家族は、大事です。無条件の愛情。
間違いなく、恋人からは得られない何かをもってるはず。

帰り際、父親が、
「もっとしょっちゅう来ないとダメだぞ」と、
テレビを見ながら言ったの。

はい。お父さん。
もうちょっと、顔出すね。
ごめんね。
ごめんね、こんな娘。
少しずつ、少しずつで、許してね。
あたしが、せめて結婚するまでは、どうぞ元気で。
その頃には、目を見て「ありがとう」と言えるようになるから。

なんで、あたしは、
あの頃あんなに、不幸だと思ってたんだろう。
なんて今更思ってもしょうがないけど。

きょおは、すこしだけ、前進しました。
なんだかナミダがとまりません。

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