なので、
月曜に引き続き、今度は父方のおじいちゃんの法事。
親戚づきあいが苦手なジョージは、
このたて続きの法事で休みが全てつぶれて、
大してカラダ動かしてないのに、やたら疲れてみました。

うー、ねみぃ。

でも、いっこだけ、書かねばならぬのです。

法事の後って会食するじゃん?
その時、耳に入ってきた、父と親戚のおばさんの会話。

おばさん:
「孫がね、もう本当にかわいくて。
なんで自分の子どものときには、こんな風に余裕もってかわいがれなかったのかしら、って思うわ。」

父:
「うちはね、それを犬で反省してるんだよ。怒ってばっかりじゃなくって、こんな風にもっとかわいがってかわいがって、育てればよかったなって。」

・・・。
あたしは、その場でなんだか泣き出してしまいそうでした。

そんな風に思ってたなんてな。
そんな風に思わせてしまう、娘でごめんなさい。
けして、成功した子育て、とはいえない娘です。
距離を取ることでしか、関係を成り立たせることができなくなってしまったから。

多分、父も母も、
どうすればいいのか、わからなかったのです。
どんどん離れてく、こころの距離に、
どんどんわからなくなってく娘に、
もう、ぶつかる以外の対処方法が見つけられなくなってさ。

居場所がない、苦しい苦しい家の中で、
あたしがみつけた、幼いとしか言えない解決方法は、
ひたすらの沈黙でした。
自分の感情を押し殺すの。怒らない、戦わない、無視するんだって。

昔のあたしには、それ以外に方法はなかったけど、
両親からしたら、それほどたちの悪い抵抗はなかったのかもしれない。

そのうち父も、何もしゃべらなくなり。
怒るという方法でコミュニケーションを取り続けた母を、
あたしは無視し続けたんだ。

お父さんのことばはね、
すごくこころに刺さりました。
あたしがもたらしたたくさんの苦労が、ふ、と見えた気がしたのさ。

いい家庭、温かい家庭、
作り方のレシピってないよね、誰も教えてくれないよね。
身をもってそれを知ることができなかった人はどうすればいいんだろう。

あたしは、誰と、どんな家庭を、作るんだろな。

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