あいつを送別。

2005年10月15日 友達
同僚ダメ男。

第1印象は、最悪。
ぜったい友だちにはなれないと思った。

それから2週間後には、
気持ち悪いけど、おもしろい、いいヤツだと思い、

がしかし、
2人きりで同じ部署に配属され、
どうしようかと思い、

なのに、今ではすっかり、
もしかしたら会社の中で一番仲良しな、ダメ男。

あいつが、昨日で会社をやめちまったー。

ダメ男はほんっとに不幸キャラで、
財布はなくすわ、かばんは落とすわ、車上狙いに会うわ、
借金もあるし、飲んだくれだし、いつもタバコ臭いし、
もう、それこそ真髄の「ダメ男」なのだけど、

なんだろ。
あんなに愛情に熱くて、心がきれいで、
人が傷ついてるのをみて涙を流す男を、
あたしは他に見たことない。

ダメ男のくせに、ほんと皆に愛されてさ、
この2週間、毎日のように誰かに送別されてた。

そんでね、
最後の夜である昨日は、仲のよい内輪だけで、追い出してあげたのだ。
サッカーボールに、会社中で寄せ書きしてもらってプレゼントして。

ダメ男は転職で東京に行っちゃうのだけど、
あたしは、それが泣けるほどさみしーのだ。泣かないけどさぁ。

最近ずっと、うっかりさみしすぎてさ、
「もしやあたしはあいつが好きだったのか?」
と不安になったもん。

送別会のあと、家に帰ってから、メールをうったら、すぐに返事が。

「ジョーちゃんは唯一無二だから。いろんな意味で。」

ふふ。

何言ってんだか。

こーんなに近くにいるのに、
それでも恋にはならないなんて、
男と女は不思議だなあなんて、

そんな風に思ったのでした。

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