「好き」

2005年12月9日 読書
という本を読んだ。
名古屋−東京を往復中に読破。

別にこの人の本が好きなわけではなく、
すっごく心に響くような内容の小説でもなく、
はっきり言えば唯川恵と同じく苦手なタイプの文章なのだけど、

だけど、

なんつーか、主人公の恋愛傾向が、自分にすっごい被る。
思わず、自分の過去をなぞるかのように夢中で読んでみたり。

で、帰りの新幹線が名古屋に着くとともに読み終わったので、
地下鉄の中で、色々考えたのでした。

つまりは、

過去は過去なのだ。
あの頃の輝いた時間とかさ、絶頂のしあわせとかさ、
運命的な惹かれ方とかさ、数々の偶然とかさ。

あの恋があったからこその、今のあたし。
それだけでいいじゃない。
運命的に惹かれたからって、結ばれるとは限らない。
絶頂のしあわせはいつだって、どん底の孤独と背中合わせだった。
それって本当に幸福だった?



特に好きな本ではない。(くどい)

でも、
すこしこころが軽くなった。

だから、大事な本、ではあるのです。きっと。

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