ゆだん。
2007年11月2日人生は、
てごわい。
なかなかもって、
てごわいのだ。
なかなかもって。
*
あたしはたぶん、油断してたのだ。
うすく、土台のかたちがととのってきた、
少しばかりの歴史のうえに、
あんなにも信じられなかった未来が、
なんだか見えてきている気がして。
それが嬉しくて嬉しくて、
喜んで、
甘んじて、
かろんじて、
油断していたのだ。
*
あたしの罪は、
それが「油断」であることを、
たぶんきっとちゃんと、知っていたこと。
わかってたよ。そんなこと。
それでも、
些細な予感など吹き飛ばすくらいに、
あたしは油断していたかったのだ。
未来に甘んじていたかったのだ。
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