29歳のあたしは、
ほとんど毎日、泣いていた。
よくもまあ、こんなに出てくるもんだってくらい、
すーぐに涙が出た。
なのにさー、
30歳の誕生日以来、
まだ1度も、ボーイのことでは、泣いていない。
何度か、悲しくなったり、涙が出そうになったりはしたけど、
それでも1度も、泣いていない。
これってなんだかすごいことではないか。
苦しくて苦しくてしょうがない時に、
同期のえーちゃんが言った。
禁断症状かもしれないよ。
だとしたら、いつか抜け出せるよって。
そんなことない、きっとずっと苦しいんだって、あの時は思ったけど、
もしかしたら、あの言葉は、正解だったのかもしれないな。
あたしはずっと、ボーイにおびえていた。
自分の言動が、あの子に嫌な想いをさせることが怖かった。
責められることが怖かった。
憎しみビームをあびることが怖かった。
だけどさー、
もう、おびえていてもしょうがないんじゃないか。
そんな風に、思えるようになった。
これって、逃げてることになるんだろうか。
これって、正しいのだろうか。
わかんない。わかんないけど、
なんだか、今の方が、前に進める気がするから。
抜け出そう。
前を見よう。
そんな風に思います。
*
きっかけのひとつは、
あたたかな誕生日。
たくさんの人が、祝ってくれた。
すげーうれしかったよ。
きっと、みんなに祝われているあたしのことが、
ボーイはやっぱり嫌だったのだろう。
目さえ合わなかった。
だけど、それでもいーやって思えたんだ。
あたしは、
あたしの笑顔を見て、
一緒にあたたかな気持ちになってくれる人と、いたい。
それはボーイじゃない。
*
もうひとつのきっかけ。
これはあんまりきれいな話じゃないけど・・・。
前の日記に書いた通り、
愛すべき女友達ズのひとりが、離婚する。
相手の男は、こころが、普通じゃなかった。
話を聞きながら、
ものすごい怒りがわいてきた。
なぜ、彼女がそんなに罵倒されなきゃいけない?
なぜ、彼は自分を正当化する?
ボーイと同じだ。
世の中には、なんで、そんなふうに、
こころを病んでしまった男の人が多い?
後輩の元旦那のDVだってそうだ。
相手の女性以外の誰にも、彼らは自分の本当の姿を見せない。
そしてひどいことを言う。
女のせいだ、と、周りの人間に言う。
あたしたちの気持ちは、いったいどこへいけばいいのだろう。
なんでそんなことが、こんなにたくさんおこるのだろう。
だけど思うんだ。
最後にしあわせになるのは、
自分の周りの、あったかいものに、
ちゃんと気づける人なんだ。
だから、彼女も、後輩も、あたしも、
きっと大丈夫。
ふりまわされてはいけない。ひきずってはいけない。
自分がしあわせになれる力を持っていることを、
見失ってはいけない。
強く、強く、そう思った。
*
おとといの夜から、謎の頭痛がして、
本当は美容院にも買い物も行きたかったのに、
あきらめて、土日はずっと寝て過ごした。
今日はちょっとましだったので、部屋の掃除をした。
ボーイとの思い出をしまった箱をね、
あたしずっと、ベッドサイドに置いてあったんだけど、
目につかないところにしまった。
しまう前に中を見た。
付き合って始めてのクリスマスに、ボーイがくれた手紙に、
ジョージの笑顔は俺もうれしいからなあって、
そう書いてあったんだ。
そうやって、ずっと、思ってもらえていたら、
どんなにしあわせだっただろう。
冬を越えた頃には、
もう、そんな気持ちは消えていて、
それからずっと、ボーイは、
ジョージが楽しそうにしてるのなんて見たくない、と言い続けたんだ。
*
さよならボーイ。
せめて同僚になりたい、と思っていた。
愛が憎しみに変わることを受け入れられなかった。
だけど、あきらめようね。
もう、ボーイのことを気にするのをやめる。
あたしは前を向く。
*
こんな日記を書いていたって、
あたしは泣いてない。
もうきっと、大丈夫だ。
ほとんど毎日、泣いていた。
よくもまあ、こんなに出てくるもんだってくらい、
すーぐに涙が出た。
なのにさー、
30歳の誕生日以来、
まだ1度も、ボーイのことでは、泣いていない。
何度か、悲しくなったり、涙が出そうになったりはしたけど、
それでも1度も、泣いていない。
これってなんだかすごいことではないか。
苦しくて苦しくてしょうがない時に、
同期のえーちゃんが言った。
禁断症状かもしれないよ。
だとしたら、いつか抜け出せるよって。
そんなことない、きっとずっと苦しいんだって、あの時は思ったけど、
もしかしたら、あの言葉は、正解だったのかもしれないな。
あたしはずっと、ボーイにおびえていた。
自分の言動が、あの子に嫌な想いをさせることが怖かった。
責められることが怖かった。
憎しみビームをあびることが怖かった。
だけどさー、
もう、おびえていてもしょうがないんじゃないか。
そんな風に、思えるようになった。
これって、逃げてることになるんだろうか。
これって、正しいのだろうか。
わかんない。わかんないけど、
なんだか、今の方が、前に進める気がするから。
抜け出そう。
前を見よう。
そんな風に思います。
*
きっかけのひとつは、
あたたかな誕生日。
たくさんの人が、祝ってくれた。
すげーうれしかったよ。
きっと、みんなに祝われているあたしのことが、
ボーイはやっぱり嫌だったのだろう。
目さえ合わなかった。
だけど、それでもいーやって思えたんだ。
あたしは、
あたしの笑顔を見て、
一緒にあたたかな気持ちになってくれる人と、いたい。
それはボーイじゃない。
*
もうひとつのきっかけ。
これはあんまりきれいな話じゃないけど・・・。
前の日記に書いた通り、
愛すべき女友達ズのひとりが、離婚する。
相手の男は、こころが、普通じゃなかった。
話を聞きながら、
ものすごい怒りがわいてきた。
なぜ、彼女がそんなに罵倒されなきゃいけない?
なぜ、彼は自分を正当化する?
ボーイと同じだ。
世の中には、なんで、そんなふうに、
こころを病んでしまった男の人が多い?
後輩の元旦那のDVだってそうだ。
相手の女性以外の誰にも、彼らは自分の本当の姿を見せない。
そしてひどいことを言う。
女のせいだ、と、周りの人間に言う。
あたしたちの気持ちは、いったいどこへいけばいいのだろう。
なんでそんなことが、こんなにたくさんおこるのだろう。
だけど思うんだ。
最後にしあわせになるのは、
自分の周りの、あったかいものに、
ちゃんと気づける人なんだ。
だから、彼女も、後輩も、あたしも、
きっと大丈夫。
ふりまわされてはいけない。ひきずってはいけない。
自分がしあわせになれる力を持っていることを、
見失ってはいけない。
強く、強く、そう思った。
*
おとといの夜から、謎の頭痛がして、
本当は美容院にも買い物も行きたかったのに、
あきらめて、土日はずっと寝て過ごした。
今日はちょっとましだったので、部屋の掃除をした。
ボーイとの思い出をしまった箱をね、
あたしずっと、ベッドサイドに置いてあったんだけど、
目につかないところにしまった。
しまう前に中を見た。
付き合って始めてのクリスマスに、ボーイがくれた手紙に、
ジョージの笑顔は俺もうれしいからなあって、
そう書いてあったんだ。
そうやって、ずっと、思ってもらえていたら、
どんなにしあわせだっただろう。
冬を越えた頃には、
もう、そんな気持ちは消えていて、
それからずっと、ボーイは、
ジョージが楽しそうにしてるのなんて見たくない、と言い続けたんだ。
*
さよならボーイ。
せめて同僚になりたい、と思っていた。
愛が憎しみに変わることを受け入れられなかった。
だけど、あきらめようね。
もう、ボーイのことを気にするのをやめる。
あたしは前を向く。
*
こんな日記を書いていたって、
あたしは泣いてない。
もうきっと、大丈夫だ。
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