一緒に挑んだコンペには、負けた。
悔しくて悔しくて、泣いた。
隣にいるジゲンが、同じように、同じくらい、悔しいことが伝わってきた。
誰かと仕事をすることを、
あんなに楽しい、と思えたことははじめてだったかもしれない。
一緒に、同じ方向を向いている。安心してまかせる。まかせられてる。
そんな感覚がここちよくて、
何より楽しかったな。
*
土曜日。
前夜のジゲンからの友達ジャブのダメージは、消えないまま。
いいや、いいんだこのままで、
発展なんかしなくていい。失恋だってごめんだ。
だからこのまま、もうしばらく甘えさせて欲しい。
そんなことを考えてた。
ジゲンとは、
ずっとメールで喋っていた。
本の話をしていたんだ。
女ったらしの主人公Yが出てくるお話。
あたしが、
実はYのこと、嫌いじゃないですけどねー、
っと言ったら、
Yには会いたくないなあ。
まあ、最近、ジョージさんはYみたいですけどね。
と言われたのだ。
なんだちくしょー、と思って、
あたし、Yですか・・・。会いたくないですか・・・。
と返したその返事だった。
会いたいですよ。
そう、ひとことだけ。
びっくりして、どうしようって思って、
あたしなりに勇気を出した。
うれしーです。
しかし。
その次に着たメールは、こうだったのだ。
ね。
こゆこと言わされてしまう感じ、
ジョージさんはYですよ。
・・・。
「ね。」って!
あたし、勇気を出したのに!
「ね。」って、おい!
ひどいー!
やっぱジゲンがYです。意地悪ですよ。
怒りを伝えたら、
焦ったジゲンから、電話がかかってきたのだ。
*
電話は、よくわからない会話になった。
会いたいと思ったのは本当で、とか、
あたしだって、うれしーと思ったのは本当です、とか、
言い合いみたいに。
最終的には、よくわからないまま爆笑して、切った。
それが土曜日の夕方。
*
夜になって、メールが着た。
あとで電話しても、いいですか?
って。
いつでもどうぞー。
と返しながら、
不安になった。
何かが起こるんだろうか。
何も起きないんだろうか。
こうゆうのよくないです。もう連絡控えましょうかって、
提案される気がした。
踏み込みすぎたことは、
自分でもわかってた。
悔しくて悔しくて、泣いた。
隣にいるジゲンが、同じように、同じくらい、悔しいことが伝わってきた。
誰かと仕事をすることを、
あんなに楽しい、と思えたことははじめてだったかもしれない。
一緒に、同じ方向を向いている。安心してまかせる。まかせられてる。
そんな感覚がここちよくて、
何より楽しかったな。
*
土曜日。
前夜のジゲンからの友達ジャブのダメージは、消えないまま。
いいや、いいんだこのままで、
発展なんかしなくていい。失恋だってごめんだ。
だからこのまま、もうしばらく甘えさせて欲しい。
そんなことを考えてた。
ジゲンとは、
ずっとメールで喋っていた。
本の話をしていたんだ。
女ったらしの主人公Yが出てくるお話。
あたしが、
実はYのこと、嫌いじゃないですけどねー、
っと言ったら、
Yには会いたくないなあ。
まあ、最近、ジョージさんはYみたいですけどね。
と言われたのだ。
なんだちくしょー、と思って、
あたし、Yですか・・・。会いたくないですか・・・。
と返したその返事だった。
会いたいですよ。
そう、ひとことだけ。
びっくりして、どうしようって思って、
あたしなりに勇気を出した。
うれしーです。
しかし。
その次に着たメールは、こうだったのだ。
ね。
こゆこと言わされてしまう感じ、
ジョージさんはYですよ。
・・・。
「ね。」って!
あたし、勇気を出したのに!
「ね。」って、おい!
ひどいー!
やっぱジゲンがYです。意地悪ですよ。
怒りを伝えたら、
焦ったジゲンから、電話がかかってきたのだ。
*
電話は、よくわからない会話になった。
会いたいと思ったのは本当で、とか、
あたしだって、うれしーと思ったのは本当です、とか、
言い合いみたいに。
最終的には、よくわからないまま爆笑して、切った。
それが土曜日の夕方。
*
夜になって、メールが着た。
あとで電話しても、いいですか?
って。
いつでもどうぞー。
と返しながら、
不安になった。
何かが起こるんだろうか。
何も起きないんだろうか。
こうゆうのよくないです。もう連絡控えましょうかって、
提案される気がした。
踏み込みすぎたことは、
自分でもわかってた。
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