ね。

2009年12月29日 日常
一緒に挑んだコンペには、負けた。
悔しくて悔しくて、泣いた。
隣にいるジゲンが、同じように、同じくらい、悔しいことが伝わってきた。

誰かと仕事をすることを、
あんなに楽しい、と思えたことははじめてだったかもしれない。
一緒に、同じ方向を向いている。安心してまかせる。まかせられてる。
そんな感覚がここちよくて、
何より楽しかったな。



土曜日。

前夜のジゲンからの友達ジャブのダメージは、消えないまま。
いいや、いいんだこのままで、
発展なんかしなくていい。失恋だってごめんだ。
だからこのまま、もうしばらく甘えさせて欲しい。
そんなことを考えてた。

ジゲンとは、
ずっとメールで喋っていた。

本の話をしていたんだ。
女ったらしの主人公Yが出てくるお話。

あたしが、

  実はYのこと、嫌いじゃないですけどねー、

っと言ったら、
 
  Yには会いたくないなあ。
  まあ、最近、ジョージさんはYみたいですけどね。

と言われたのだ。
なんだちくしょー、と思って、

  あたし、Yですか・・・。会いたくないですか・・・。

と返したその返事だった。

  会いたいですよ。

そう、ひとことだけ。
びっくりして、どうしようって思って、
あたしなりに勇気を出した。

  うれしーです。

しかし。
その次に着たメールは、こうだったのだ。

  ね。
 
  こゆこと言わされてしまう感じ、
  ジョージさんはYですよ。

・・・。

「ね。」って!

あたし、勇気を出したのに!
「ね。」って、おい!

  ひどいー!
  やっぱジゲンがYです。意地悪ですよ。

怒りを伝えたら、
焦ったジゲンから、電話がかかってきたのだ。



電話は、よくわからない会話になった。
会いたいと思ったのは本当で、とか、
あたしだって、うれしーと思ったのは本当です、とか、
言い合いみたいに。

最終的には、よくわからないまま爆笑して、切った。
それが土曜日の夕方。



夜になって、メールが着た。
 
 あとで電話しても、いいですか?

って。

 いつでもどうぞー。

と返しながら、
不安になった。

何かが起こるんだろうか。
何も起きないんだろうか。
こうゆうのよくないです。もう連絡控えましょうかって、
提案される気がした。

踏み込みすぎたことは、
自分でもわかってた。
 

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