またひとつ、

2010年1月10日 日常
許されてしまった。

不思議なひとだ。

過去は、忘れちゃいけないんだと思う。
だけど、縛られてもいけないんだと思う。

あたしはきっと、縛られ過ぎなのだ。

いろんなひと(主にボーイ)に言われたいろんなこととか、
ショックだったこととか、傷ついたこととか、
そうゆうものに、ぐるぐる縛られたこの価値観を、
またひとつ、あの人は見つけて、たやすくほどいてしまった。

なんてひとだー。

あたしが何気なく言ったひとことに、
あの人はとても驚いたのだ。

  ああ、びっくりした。びっくりした。
  そんな風に思ってることに、びっくりした。

って。

  そんな風に思うこと、ないのに。

って。



ジョージはなんですぐに、自分が、自分がって言うの?って、
そうやって言われ続けてきた。
あたしはそんなに、自分のことばかりなんだろうか、と思った。
気づいたら、本当の気持ちなんて、
ここでしか吐き出せないようになっていた。
あたしの感情はどこへ行けばいいんだろう?って、
いつもいつも思ってきた。

そんな価値観を根っこにした、
無意識のうちに、ふと出たひとことに、
ジゲンは、心底、驚いてみせた。

驚かれたことに、驚いた。
カルチャーショックだった。
はじめは、何に驚かれてるかすら、よく把握できず、
何度も説明しなおしてもらってようやくわかったくらいに、
衝撃だった。

ダメだダメだと思ってきたことの、
真逆のことを言う人。

変なひと。

ほんと、なんてひと。



  ジゲンって、キリストみたいだー。

そうつぶやいたら、
  
  エロいキリスト?

って。
あたしはまた、泣き笑い。

むー。

ああもう、
こんな短期間で、いったい何度、思うんだ。

あの人の手を離すまいって。

離すまい。
  

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