ジゲンから、
話があると電話がかかってきて、
気づいてしまった、と、言われた。

ボーイとあたしの間に流れる、
微妙な緊張感の存在に、
ふとした瞬間に、突然、気づいてしまったのだと。

その事実は思ってたよりずっと、苦しくて、
どんどん、あたしへの接し方がわからなくなってしまったのだと。
それで、これからどうすべきかを、2日間ずっと考えていたのだと。

何か変だなあ、壁があるなあとは思っていたけど、
その原因が何かなんて、あたしは全然知らなかった。

ばかだな。

全部自分が蒔いた種なのにね。



  考えて、結論が出たから電話したんです。

こころがね、
凍りつきそうになったよ。

息が苦しくなってくのがわかった。
たびたび過呼吸になってた、あの頃に覚えのある苦しさ。

激しい恐怖。
失う恐怖。

だけど。

しばらく黙った後、あの人は言った。
  
  その事実を含めてもやっぱり、
  僕は、ジョージさんが好きだって。

過呼吸にならないかわりに、
あたし、声を出して泣いた。

びっくりするくらい、泣いた。

失う恐怖に襲われた時に、
はっきりわかったんだ。

あたしはわがままだ。
自分から求める資格なんてないってわかってる。
だけど失いたくない。わがままでもなんでも、失いたくない。
ジゲンと一緒にいたい。
手を離したくない。離さないで欲しい。

そんな自分の強い感情が、
はっきりとわかったんだ。



  僕と、お付き合いしてください。

  はい。
  してください。
  うれしいです。

  彼女ができた・・・。

  彼氏ができた・・・。
  できるもんですねえ。

  できるもんですねえ。
  やりましたね、ジョージさん。

実はまだちゃんと、
「つきあう」という言葉をだしたことがなかったあたしたち。
ふとそんな会話になってさ、
ジゲンは、
大事なことだから、と、改めて、丁寧に、告白してくれた。

なんだかてれくさかったな。
てれくさくて、ものすごく、うれしかったな。



そんなわけで、
ジョージ30歳、彼氏ができましたー。 ←かなり今更

電話を切ったら、3時間半もたっていた。
だけど、必要な3時間半だった。

今までのこと、
これからのこと、
たくさん話をした。
いろんな話をした。

改めての出発、だね。あたしたち。

きっとそんな、簡単なことじゃない。
辛いし、頑張らねばならない時間は、いくらでもやってくるだろう。

  そうなったら、助けてくださいね?ジョージさん。

うん。助ける。
ジゲンの辛さに、あたしは全力で、気づいてやる。
だからジゲンも、どうかひとりでがんばりすぎないで。
あなたが壁を貼りきってしまう前に、あたし、気づくから。

越えようね。
越えてやる。

ジゲンが好き。
  
ずっと、ずうーっと、大切にしていきたいんだ。

そんな想いが、どんどん、どんどん、強くなる。

早く会いたいな。 
  

コメント

ももやん
2010年1月18日23:18

あけましてのおめでとうございますと、ナンヤカンヤのおめでとうございます!!!
あったかい気持ちになりました。
私もがんばろう。いろいろ超えていかねば、と思えました。

ジョージ
2010年1月18日23:38

>ももやんさん
あけましておめでとうー☆そして、ありがとうです!
うん。がんばりましょうね。
過去はゆっくり、消化すればいいんだと思います。
ゆっくり丁寧に消化して、自然と受け止められるようになったらきっと、新しいもんがどんどん流れ込んでくるはずだって。
そう思います。がんばろうね。

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