日曜の朝に、叩き起こされて、聞かされた。
突然、従妹が死んだ。
何の前ぶれもなく。突然死んだ。
あんな風に、
人の身体が、一瞬で動きを止めてしまうものだったなんて。
こころの準備をしていた人なんて、いるわけがなかった。
人生の中の、重い重い一角を突然失って、
途方にくれている、崩れそうな、たくさんのバランス。
それが一気に流れ込んでくる。
自分の悲しさと、人の悲しさと、ぜんぶがまじりあって、
一気に流れ込んでくる。
そんな、通夜と葬式だった。
あの子がとても大切にしていた、大切な人たちとの出会いが、時間が、
あの子がとても大切にしていた人たちにとっても、
しあわせの礎に、しあわせな人生の一部に、なりますように。
あの子の、大切な恋人が、
それをできる、強い人でありますように。
それさえ忘れなければ、
時間なんて、どれだけでもかけていいんだから。
たった3日だ。
土曜日の今頃には元気に笑っていた従妹は、
真っ白な骨になって、小さな箱の中に入って、家に帰った。
人が、突然いなくなる。
それが、こんなにも激しいことだなんて、
あたし、知らなかった。
コメント