KANOJO。

2010年5月18日 日常
あたしが、
落ち込んだり悩んだりしていると、
ジゲンは、いつも言う。

  ジョージは、ぼくの彼女だよ?

だから、甘えてもいいんだよって。
わがまま言っても、駄々をこねてもいいんだよって。

あたしはその瞬間、ふっとほどけて、
とらわれていた色んなことから自由になる。
ただの、ジゲンの女の子になる。

それは本当にしあわせな瞬間で。



だけどさ。
最近の、色んなことが起きすぎて、
そうやって励まされることが続いていて、

ふと気づいたら、
甘えさせて欲しい、という気持ちが芽生えてた。

弱れば弱るほど、
早くジゲンの前で、ただの女の子になりたいって、
甘えさせて欲しいって、思っちゃっている自分に気づいた。

それはちょっと違うだろう。

違うよね?



こんな風に、
誰かに、めいっぱい身を預けることが、今まであっただろうか。

それが、ジゲンにとっても、
しあわせなことで、ありますように。

そして、
いつかきっと、
ジゲンもあたしに、ちゃんと身を預けることが、できますように。
そうさせてあげれる人間に、なれますように。

ちゃんと話すんだよーって言うけれど、
きみはあたしに、話せているんだろうか。

無理しちゃダメだよって言うけれど、
きみは無理していないだろうか。

本当はいつだって、そう思う。

甘えてばかりでごめんね。

  
 

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