とはいえ、
数日間のぎくしゃくは、そう簡単になくなることもなく、
そのまま、お気に入りのカフェでごはんを食べて、
車に戻って、もう1杯ミルクティを飲んだ。
あたし、ジゲンが好きだなあ。
と、ぼそっと言ったら、
ジゲンはしばらく黙ったままで、
それから突然、強く、ぎゅうって抱きしめられた。
抱きしめ方に、あんまり気持ちがこもっていたから
ジゲンがずっと張り続けていた壁が、
ようやくなくなったことがわかった。
それから。
車を運転しながら、ポツポツとジゲンが話し始めた。
*
昨日ジョージを泣かせちゃったでしょう。
あの後、いっぱい考えてた。
なんか違う。こんなの嫌だって思ったの。
ジョージが、
こころからリラックスして笑っている姿を見ていたい、
僕がいることで、ジョージがいつも笑っていられたらいい、
それが僕の望みだったのに。
なのに、何で僕が泣かせてるんだよって。
大事なことを、何で忘れちゃってたんだよって。
ごめんね。
あたしが笑っていられると、ジゲンは幸せ?
うん。
あたしはねえ、
幸せなジゲンが隣にいてくれると、笑っていられるんだよ。
たぶん、どっちが欠けてもダメなんだよ。
だから一緒に笑っていよーね。
*
あたしの笑顔を守りたいというジゲンの気持ちが、
本当のものであることはちゃんと知ってた。
だけど結局、
どれだけそう思ってくれていたとしても、
肝心のジゲンが笑ってくれなければ、
あたしはずっと、さみしいのだ。
そのことを、
多分、あたしはずっと、
知って欲しかったのかもしれないな。
だけど、
そんなのは、ものすごく甘えで、
ジゲンのこころを無視したもののような気がして、
だから言えなかったんだ。
ジゲン以外のことでどれだけ辛いことが起きたとしても、
あたしは、決定的には不幸にならない気がする。
あたしを不幸せに出来るのは、ジゲンだけ。
そうゆうパートナーを見つけたのだと思う。
*
そんな、ミルクティのその後だったのでした!
さてとー、
これからしばらく、怒濤の忙しさですよー。二人とも。
呆れるほど切り替えのできない2人なので、
それはそれで、またおかしな感じになるのだろうが、
根っこの部分を、ちゃんとつなげれてよかったな。
付き合い始めて、
ようやく、丸5ヶ月がたちました。
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