ありがとう。

2010年6月7日 日常
うん。届いてるよ。
ありがとう。



きのうのよる。

どうしたっておかしいあたしを、
ジゲンは、広い公園へ連れて行ってくれた。
ぐるぐるたくさん歩いてから、ベンチに座って聞いた。
ひどい顔してるぞー?どうした?って。

時間をかけながら、
ゆっくり、話をした。

  ぜんぜん変じゃないよ。ジョージはぜんぜん変じゃない。

だって、すごくざわざわしたんだ。
生理前でもなんでもないのに、ざわざわしたの。

  ざわざわなんて、ぼくだってぜんぜん、する時あるよ?
  ジョージは変じゃない。

だけど、そんな風になっている自分のことを、
ジゲンに伝えていいかすらわからなくて。

  もし、ぼくがそう言ったら、ジョージは何て言う?

・・・あたしじゃ治せないのかー?って。

  大正解!



たぶん、
不安を振り払う努力は、ずっと続けなければならないのだと思う。
それが、大切な人を見つけた幸福の、代償なのかもしれないね。

だけど見つけちゃったんだよ。
そして失いたくないと、こころから願っている。。
あたしの夢は、あの人との間に流れる、あの特別な空気を、
一生、ずっと、大切に育てていくことだ。

ジゲンは、
幼い頃、お兄さんを亡くしている。
20代の頃、友達を突然、亡くしている。

あの人にわからないわけがない苦しみだった。

どれだけ大切に想い合っていても、
消えてしまうものはある。
あたしたちはそれを知ってしまっている。
起きもしていない未来を恐れながら生きること。
それは、不幸なことなのかもしれないけれど、
時々、こんなことが一生続くなんてと、気が遠くなったりするけれど、
時々、衝動のように、ぜんぶから逃げ出したくなったりするけれど、
だけど、
だからこそ、その瞬間に存在する、あたたかいものを、
ちゃんとかけがえなく想えるんだ。
それはきっと、とても大きな幸福なのだ。



今日は、
ジゲンと組んでいる仕事の、
色々な事情の中、真剣に取り組んできた仕事の、
プレゼンがあった。

ふたりで、交代でプレをした。
とても素敵な時間だったんだ。
しっかりと、同じところを見据えて、
しっかりと、息をそろえて、
あたしたちは、完璧なプレをした。

プレの間中、とてもしあわせな気分でいたんだ。
不思議だった。

なんだろうなあ。
公私混同じゃなくってさ、
あくまでも仕事のパートナーとして、
この人とする仕事は、今までの誰とよりも楽しいと思う。

そのうえで、
そんな風に思える相手が、
大好きなジゲンであることを、誇りに思う。

そんな感じ。
って、やっぱり公私混同なのか?

いつも仕事に邪魔ばかりされてさ、
もう少し2人の時間を守りたいようって、そんなことばっか話しているのにね。
矛盾しているなあ。

だけど、ジゲンと一緒にする仕事は、しあわせなんだ。

誰かと、奇跡みたいにぴったりと、何かを共有して、
1+1=2、以上の何かを生み出せる瞬間。
あれはたぶん、麻薬みたいなものだよね。
あれを体験したいから、
あたしはこの仕事を辞められないのかもしれない。

ジゲンが言った。

  ジョージと仕事ができてよかった。

うん。
あたしも思ったよ。

素敵な1日をありがとう。

 



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