相手を求めること。
好きだなあって思うこと。
さびしいなあって思うこと。
会いたいなあって、触れたいなあって思うこと。
それを伝えること。
それを行動に移すこと。
それは全然、変なことじゃない。恥ずかしいことじゃない。
むしろ、
そんな風に思える相手に出会えた自分を、愛おしく思えるような、
素敵なこと。
*
ジョージが今まで、どんな恋愛をしてきたかなんてわからないけど、
少なくてもぼくはそう思っているから。
そうジゲンは言った。
忘れちゃダメだよーって。
ジョージがそんな風に考えていたことに、
今まで気づけなくてごめんって。
あたしは、
自分をもっと好きになろう。
こんな自分、見せられないって、
そんなことばかりを考えていた。
見せられない部分が増えるほど、
よけいさびしくなった。不安定になった。
ひとりで孤独になっていた。
しあわせになってもいいんだよって、
しあわせになるのは、怖いことじゃないんだよって、
ある人にもらったメールを、思い出した。
*
お風呂の中で、
ジゲンの上に乗っかって、寝そべるのが好き。
誰かに100%、身をあずけること。安心感。
それが、こんなに心地良いことだなんて、
あの人に会って、はじめて知った。
今日、
そんな風に、ジゲンに身をあずけながら、
目をつぶって、しあわせに浸ってたらね、
ジゲンが突然、ふんふんと、鼻歌を歌った。
何の歌ー?と聞いたら、
こんどは歌詞をつけて歌った。
あたしが、とても好きな歌。
誰かに対して、こんな風でありたいと、そう言った歌。
自分にむけて、うたってもらったのははじめてで、
それはとてもあたたかくて、
あたたかくて、涙が出た。
ずっと隣にいたい。
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