HANABI。

2010年7月12日 日常
間が空いちゃいました。
前回は、ぐちゃぐちゃな日記を書いてしまったのでした。
メッセージくれた人、本当にありがとう。

土日とも仕事だったから、今日は代休。
びっくりするくらい眠って、部屋を掃除しまくって、
それから、久しぶりにピアノを弾いた。

ちょっと触ったりはたまにしてたけど、
ちゃんと弾いてみたのって、10年ぶりくらいかも。

そうしたら思ったよりも弾けて、
だけど全然、指が動かなくって、
くやしくなって、2時間くらい夢中で弾き続けていた。

楽しかったなあ。
うん。どうしましょ。相当楽しかったんだけど!

ピアノを習っていたのは、
ものごころ付いた頃から、中学生くらいまでかな。
うちは、親戚にピアニストが多い家系で、
母親はあたしにもピアニストになってほしかったのだろう、
毎日、執拗に練習をさせた。
それが嫌で嫌で、ひたすら辞めたいと思っていた子どもの頃。
実はピアノには、あまり良い思い出がない。

だけど、
自分の気持ちで弾くピアノは、とても楽しかったー。
自分が出す音と、自分が、溶けて混ざっていく感じ。不思議な感じ。
へたっくそのくせに何を言うって感じなんだけどね、
でも、はじめてそんな気持ちで弾いたんだ。
そんなことができる根っこを、作ってくれた母親にも、ありがとうって思った。



うれしかったこと。

ピアノがあんまり楽しかったから、
仕事が終わった頃のジゲンに、メールをしたんだ。
今日はなんと、ずっとピアノを弾いてたんだよ。楽しかった!って。

そしたら、すぐに電話がかかってきて、
良かったねえ!って。本当に良かったねえ!って。
心からうれしそうな声で。

あたしは、
しあわせだ。

あの人の愛に包まれている。

あたしは本当に、
しあわせだな。



木曜の夜、
仕事のあと、ジゲンとラーメンを食べに行って、
大きな大きな公園をぐるぐる散歩して、
それから、一緒に花火をした。

ジゲンと、はじめて一緒に花火をした。

コンビニで買った一番小さな花火セットは、
あっという間に終わってしまったけれど、
ずっと笑ってた気がする。

最後にした、静かにパチパチ燃える線香花火を見ながら、
忘れないだろうなって、思った。

今日のことを、あたし絶対に、忘れないだろうなって。



この2ヶ月は、いろんなことがあったな。
あたしはとても不安定で、ジゲンをたくさん振り回した。
この1週間は、特にしんどかったな。
弱さと弱さがぶつかり合って、
どうしたらいいかわからなくなった。
起きた出来事そのものはもちろん、
どうしたらいいんだろう、これじゃきっとだめなんじゃないかって、
あの人を包みきれないその事実に、あの人は絶望しているんじゃないかって、
そんな気持ちに追いつめられていた。

ジゲンは、何度だって、大丈夫だよって言ってくれた。
あたしは、何度も、大丈夫なんだって思った。
自分を言い聞かせるように、同じような日記をたくさん書いた気がする。
根っこを除かないまま、
大丈夫だって気持ちを、上からかぶせるように。


  一緒にいいたら、ジョージが弱る時もあるし、僕が弱る時もある。
  僕はジョージの前だと何も隠せなくなってしまうから、
  弱さを見せてしまったり、心配かけちゃったりもするよね。 
  だけど、だからといって、
  強がったり、我慢したり、そうゆうのはナシなんだから。
  そんなことを、僕は全く求めてないんだから。


心から大切なものを、守りたいという気持ち。
それは、無理や我慢とは、違う次元にあるものなのかもしれないな。

あの人の笑顔を守りたいな。
あの人の心がちゃんと強くあるための、居場所でありたいな。
あの人を必要とすることと、あの人に必要とされることは、
もしかしたら、同じことなんじゃないかな。


  あの日、助けてくれてありがとう。
  ちゃんと助けられたんだよ。


あたしがぶつけた気持ちは、
あの人を追いつめただろうし、とても孤独にしてしまったのだと思う。
そして、どうしても、飲み込めないものだったのだろうと思う。
今まで培ってきた、立っているための術が揺らぐこと。
それが、どれだけ大きな恐怖なのか、あたしは知ってる。

だけどね、
届いてはいるんだ。

たくさん話をして、それがわかった。

ならばあたしは、
あの人が強くなれるための場所であろう。



ねえジゲン。

いつか、
あなたの苦しさを一緒に受け止めることを許して欲しい。

あたしのしあわせのためじゃなく、あなたの平穏のためじゃなく、
ふたりのために、手をつないで、共に前を見ること。
一緒に生きるってそうゆうことだと思う。

いつあたしがいなくなっても大丈夫。
いつ自分がいなくなっても大丈夫。
その気持ちを捨てて、ずっとしあわせでありたいと願うことは、
とても怖いことだね。

だけどあたしの願いは、
あなたに、しあわせにしてもらうことじゃない。

願いは、一緒に生きることだ。
あなたと向き合いながら、一緒に前を見続けることだ。
あなたと大切なものを、一緒に作り上げていくことだ。

いつか、
そんな2人になれますように。

恐怖を、乗り越える強さを持てますように。

そのためにならば、
あたしは、決して無理をすることなく、強くなれるよ。

  


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