苗字。

2010年8月18日 日常

どうしたら、傷つかなくなれるのかな。

わかってるの。
わかってるのに。
あたしはどうしたってダメージを受ける。

ジゲンが、
また、遠くに行っちゃった。

あたしは会社のことで弱っていて、
そんなときに触れるあの冷たい壁は、
いつもよりさらに、割れるように痛かった。

あたしは弱いな。
痛くて痛くて、悲鳴をあげた。
待とうって決めたばかりなのに、悲鳴をあげた。

甘えたかったんだ。
ただジゲンに。

一度でいい。
ジョージってただ呼んでくれたら。

無理やり扉をあけて欲しいなんて思ってない。

それでもただ。

一度でよかったんだ。



ジゲン。
お願い、あたしを苗字で呼ばないで。

わかってるのに、強くいたいのに、
言葉として発せられるそれは、
どうしても、いちいち、深く深く刺さるよ。
切り付けられるみたいに。

特にメールが辛いなあ。

文字として、形として、
はっきり目に残るそれをみると、
いつも一瞬、吐きそうになる。

お願いジゲン。
あの文字を見るくらいなら、
名前なんて呼ばれない方がいい。

弱いジゲンもぜんぶ包んでいたい。

だけど、
それだけが、どうしても辛い。

ひとりだなあ。
ひとりだよ。ジゲン。

誕生日、
怖くなってきちゃった。

あたしはどんな風に迎えるんだろう。


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