夜になって、
ジゲンと、電話をしたんだー。
明日がプレゼンのジゲンに、
がんばってねって、
ただそれだけを、どうしても伝えたかったから。
だって、あの仕事を、
とても想いをこめてやってたの、知ってるもん。
あたしは、
ジゲンの仕事も、仕事の仕方も、とても好きだな。
誇りだし、いつだって応援してるし、
あの人が楽しそうだと、本当に嬉しいんだ。
がんばれーって、伝えたいと思った。
そして、こんな風に思えている、そのこと自体が、
あたしにとっての大事なことだ、と思った。
だから電話したんだ。
そしたら、ジゲンがね、
今日は、僕も電話しようと思ってたんだよー、
仕事が一段落付いたら、電話しようって思ってたんだよーって。
ごめんね。ずっと謝りたかったんだーって。
*
僕ね、
最近ね、
いつもね、
ジョージにみてほしいって思いながら、
作ってるんだよ。
ゆっくりと、噛み締めるように、ジゲンが言った。
いつも側に。
おやすみなさい。
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