ちょこっとだけ会えた土曜日だったのでした。
といっても、
ユニクロ行って、車屋行って、お茶しただけー。
3時間くらい。
しかも、さっき電話がかかってきて、
明日は仕事しなくちゃいけなくなったって。
明日会えるからと思って、今日はぐっとこらえて帰ったから、
さみしいのがぐっときた。
だけど、
そのまま電話でたくさんお喋りして、
愛されてるなあと、思った。
あたしは愛されてるし、求められてる。
*
最近ずっと、闇から出たり入ったりしているあたしを、
怖い怖いと、おびえてばかりいるあたしを、
あの人は何か、察したのだろうか。
電話を切ろうとしたら、急に、こんなことを言った。
僕が、
ジョージと付き合い始めてから、ずーっと思っていることはね、
ジョージが、何も遠慮せず、怖がることもなく、
何でも言えるようになって、
どんどん自由になれたらいいなってこと。
僕といる時は、そのまんまのジョージでいられたらいいなってこと。
そゆ時のジョージほど、かわいくて、きれいだから、
もっともっと自由になって、
もっとかわいい、きれいなジョージになればいいなあってこと。
僕が、ジョージとの間に見つけた愛は、
そうゆう種類のものなんだよ。
*
電話を切ってから、
あの人の言葉の意味を、考えた。
自由になりすぎることはとても怖い。
本当にぜんぶのあたしは、果てしないのだ。
そしてあたしの愛情は、たぶん減らない。きっと求め続ける。
それを、
いつか恋を過ぎて、冷静になったジゲンが、
受け止められない、と思うことが、とても怖い。
あたしという生き物は、
やっぱり人に受け止めてはもらえないものなのだ、
あんなにあたしを包もうとしてくれているジゲンですら。
と、思い知らされることが、とても怖い。
ジゲンは、気づいてないだけだよ。
そのままのあたしは、
あたしにもわからないくらい、果てしないんだよ。
泣いたり、恐れたり、
ジゲンとのつながりを実感できていないと、すぐに寂しくなって、
壁を感じる度に、いちいちひどくダメージを受けるあたしを、
あなたは受け入れられるんだろうか。
*
なんて、
底までネガに考えたら、
ふと、気づいた。
違うのかも、と思った。
あの人の言う「自由」は、
そんな風に、おびえることすらなくなる、
いつもふくふくと、安心して漂うことができる、
そうゆう意味なのかもしれない。
あたしがそんな風になれることを、
あの人はずっと、願い続けてきたのだろか。
ジゲンが伝えたかったのは、
そうゆうことなのかもしれない。
*
あたしも、同じようににあの人を愛したいな。
ジゲンが張る冷たい壁に、いちいち傷ついて、小さくなるのではなく、
彼が、いつかちゃんと自由になれることを、強く、広く、願い続ける、
そんな風に愛したいな。
だって、あたしだけじゃないもの。
あたしと、ジゲンの両方が、本当に自由になれないとダメなんだよ。
あたしはきっと、おびえて過ごすことはなくなる。
ジゲンはきっと、いつだってあたしに飛び込めるようになる。
ジゲンはもう、壁を張らない。
あたしはもう、寂しくはならない。
あたしたちが見つけた愛は、育てるべきかたちは、
きっとそんな種類のものだ。
*
ジゲン、
さっき言ってくれたこと、ちゃんと届いているからなー!
明日、仕事が早く、終わりますように。
おやすみなさい。
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