8月からの、長い長い1ヶ月半。
もう1ヶ月半なのか。たったの1ヶ月半なのか。
ジゲンとは、
しばらく会っていません。
9月の頭に、
ふたりで話して、しばらく会わないことにした。
あたしは、
実はこの連休に引っ越しをする予定だったのだが、中止して、
もう少し家にいることにした。
仕事はなかなか忙しい。
そんな日々。
*
ジゲンは、
身体が壊れて、
それに引きずられるように、
心が少し、病気になった。
それで、
いろいろ、本当にいろいろあって、
ひとりで治したい、と言われた。
情けないけれど、
それを飲み込むのは、ひどく苦しい作業で、
今も、未来も、なんだかもう、全部が見えなくなって、
気づいたら、あたし自身がぐちゃぐちゃにもなった。
だけど、
考えて、考えて、ようやく理解した。
あたしと彼は違うのだ。
あの人はもともと、甘えるのがとても苦手だった。
あたしにはあんなに何でもしてくれるのに、
あたしが同じことをしてあげると、いつも驚いた顔をした。
身体が弱ると、心もどうしようもなく弱るのを、あたしは知ってる。
そんな時に与えられる優しさに、いてくれる周りの人に、
あたしは確か、
ごめんね。あたしなんて。でもありがとう。
って思っていた。
ジゲンは、人よりきっと、
ごめんね、の量が多いのだ。
ありがとうより、ごめんねの量が。
与える側にばっかりいた人だから、
あたしにばかり、与えられてしまうことに、
どうしても心が追いつかないのだ。
ジゲンの親友に、カウンセラーをやってる人がいて、
その人に言われたんだって。
普通は、大切な人の力を借りながら、治していくのが定説。
だけどお前には無理だろうなあ。
お前は、1人で治すしかないんだろうなあ。
って。
きっと。
あたしよりもずーっと長い付き合いのその人がそう言うのなら、
そうなのだ。
だからね、宣言をしたのだ。
しばらく、ジゲンのことを、ほっとくわー。
愛を込めて、堂々とほっとくわー。
って。
わがままを聞いてくれて、
ありがとう。
ありがとう。
後からそうやって、メールが来た。
*
今は、リハビリをかねて出社はしているから、
社内でときどき、顔を見かけるけど、言葉を交わすことはない。
平日は、
会社を帰る時に、かえります、と短いメールがくる。
休日は、
前ほどじゃないけど、電話をくれる。
あたしはというと、
ちゃんと話して、まさに「堂々とほっといてる」ので、
前より随分すっきりしているし、
ちゃんと元気に過ごしてはいるんだけど、
ふとした瞬間に、いきなり涙が出て来たりするので、
たぶん、だいぶさみしいのだろう。
抱きしめて欲しいよう。
頭を触って欲しいよう。
匂いをかぎたいよう。
髪をぐしゃぐしゃとなでたいよう。
手を握りたいよう。
キスしてほしいよう。
キスしたいよう。
とめどない。
2人ともが健康なこと。
一緒にごはんを食べられること。
それって本当に、すごいことだったんだな。
あの人と付き合い始めて1年ともうすぐ9か月。
あたしは毎日、いっぱいしあわせをもらってきたんだなあと、
改めて思う。
*
そうそう、
明後日は、ジゲンの36歳の誕生日!
ねえジゲン。
本当は、
顔を見て、手を握って、直接おめでとうって伝えたい。
身体がふるえるくらいに、そう思う。
まあでもしゃーない。
誕生日だから、せめてケーキくらい食べさせたい!ので、
ロールケーキを焼いて、会社の冷蔵庫にでも入れておいて、
持って帰ってもらおうと思いまして。
今日はおうちで、予行練習をしていたのでした。
久しぶりだったからどかなーと思ったけど、生地はいー感じ。
が、クリームを泡立てすぎたのでした・・・。
練習しといてよかったわー。
明日は急いで帰って本番なのだ。仕事早く終わるかなー。
*
さてと、
来週の連休は、
東京の親友宅へ遊びに行って、そのまま2人で温泉だ!
仕事の調整がつけば、
木曜日の仕事終わりから行く予定!
んなわけで寝ます。
おやすみなさい。
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